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『ダンケルク』(2017年) #ダンケルク #イオンシネマ草津 #クリストファー・ノーラン

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この映画は、9/9(土)の公開日直後の週末にでも観に行こうかと思っていた作品ですが、またもや夏バテなのか極度の体調不良の為に見送り、翌週の週末からの敬老の日を含む3連休は、今度は、史上初の本土4島を縦断する大型台風の影響のために、暴風雨を警戒するあまりに2日間を棒に振り、連休最終日の敬老の日の9/18(月)に、ようやく台風一過の晴れ間の中、朝早くから、イオンシネマ草津まで、お友達と一緒に、『ダンケルク』と『三度目の殺人』の2作品をハシゴ鑑賞をして来ました。

 

 

 

「生きていることこそが最も尊いという事(17.9/18・2D字幕版)」

ジャンル:戦争映画/人間ドラマ

原題:DUNKIRK

製作年/国:2017年/アメリカ

配給;ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/

上映時間:106分

公開日:2017年9月9日(土)

監督:クリストファー・ノーラン

出演:

フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー、バリー・コーガン、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィ、マーク・ライランス、トム・ハーディ、マイケル・ケイン(※声の出演)ほか

 

 

 

 

【解説】

「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」、「インターステラー」のクリストファー・ノーラン監督が、初めて実話をもとに描く戦争映画。

史上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2次世界大戦のダンケルクの戦いを描く。

ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。

この事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士40万人の救出を命じ、1940年5月26日、軍艦はもとより、民間の船舶も総動員したダイナモ作戦が発動。

戦局は奇跡的な展開を迎えることとなる。

出演は、今作が映画デビュー作となる新人のフィオン・ホワイトヘッドのほか、ノーラン作品常連のトム・ハーディやキリアン・マーフィ、「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー助演男優賞を受賞したマーク・ライランス、ケネス・ブラナー、「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズらが顔をそろえている。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

そもそも論として、基本的には、映画は映画館で観るものですが、その中でも、特に今作は、まさしく映画館で観るべき真の映画でしたね。

 

 

銃撃音や戦闘機の発する音など轟音が耳から離れそうにないほどでした。

一般の家庭のTVで見たのでは、本作品の真の魅力は半分も伝わらないのではないでしょうか。

CGが嫌いで、極力実物を使うことを好むクリストファー・ノーラン監督らしい作品。

 

 

だからこそなのかも知れないですが、エキストラで足りない兵士の人影は、別途に、ベニア板張りのハリボテの書き割り人形で補ったほどの実物主義志向には恐れ入りました(笑)。

 

 

そして、劇場の中を、あたかも戦場へと没入させる撮影に要した徹底したカメラワークなどは必見に値するのではないかと思いました。

映画が始まるや否や、1940年のドイツ・ダンケルク海岸に、あたかも、私自身も、その戦場に立っているかの様でしたからね。

 

 

銃撃を逃れる若いイギリス兵のトミー(フィン・ホワイトヘッド)の逃走する姿と直ぐに同化し、観客である自分自身さえも、この戦場から生きて故国に帰ろうと必死にさえなった106分間。

 

 

 

 

第二次世界大戦のダンケルクの勇気ある撤退を、防波堤(陸)、海、空3つの舞台と3つの時間軸で描写していき、それらが混然一体となってクライマックスに向かって収束していくといった編集も実に巧みで、ノーラン監督らしい試みでしたね。

 

ただ、本作は、ダンケルク海岸にドイツ軍が英仏連合軍40万人を追い詰めたと言った程度の実に大雑把な説明文のテロップのみで、詳細な説明は一切なく、その当時のダンケルク海岸で待避していた、ひたすら救助を待つ40万人もの兵士達。

 

その中に主人公の一人のトミーも含まれ、これから何が起こるのか、どうなるかは全く展開が掴めず、当時の一般兵士達がそうであったように、観客にも同じく情報を与えない。

敵国のドイツ軍の顔も姿も見えず、戦力も如何ほどのものなのかも、相手の動向が把握出来ない程に恐怖は高まると言う人間心理を巧みに利用しているかの様な設定でもありました。

 

 

そう言う意味合いでは、本作は戦争映画というジャンルに括られるかとは思われますが、その割には、例えばメル・ギブソン監督の沖縄戦の映画『ハクソー・リッジ』などに比べて、血飛沫やグロい死体などの描写は皆無と言ってもよいほど見られない点などからも、むしろ「(戦場から脱出する)サバイバル映画」といった体裁であると行って良いかとも思われました。

 

 

そして、この防波堤・海・空の至るところに主人公たる配役がいると行って良い。しかし、その誰もが主役でもない。

しかも、彼ら兵士達の背景は何も語られないので各々想像力を働かせて見るしかない。

 

それもそのはず、ノーラン監督は、当初は脚本を持たずに撮影に入ろうとしたという逸話がある様に、個々人の人物像にはほとんど深みが感じさせない作りになっており、むしろ戦場という普遍的な描写として匿名性を重んじたのかも知れないですね。

 

上映時間、1時間46分。ノーラン監督作品にしてはやや短めの尺の映画にも拘わらず、観終わるとグッタリとした疲労感さえ覚えるほどでした。

 

 

 

そんな名もなき庶民の中でも、<ムーンストーン号>の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)が一本芯の通った男を演じており、その姿勢には痺れましたね。

 

 

また、防波堤を死守し、少しでも多くの兵士達を救出しようと図る、イギリス軍ボルトン海軍中佐(ケネス・ブラナー)は陸に。

 

 

兵士アレックス(ハリー・スタイルズ)は海の輸送船の中に。

 

 

イギリス空軍パイロットの英軍機スピットファイアを操縦する、ファリア(トム・ハーディ)は空を駆け、ドイツ軍爆撃機とのドッグファイトを繰り広げている。

 

この近現代史では、かなり有名らしい<ダイナモ作戦>こと、ダンケルク海岸における英仏連合軍の撤退劇については、生憎と私は、その史実を全く知らなかったのも手伝い、戦場の普遍的な描写として匿名性を重んじた為に各配役に深みが無い事もあり、映画を鑑賞しながら、自己投影出来る配役に自分を重ねて観るしか出来なかったですね。

 

 

若きイギリス兵士のトミーはその数、約40万人と言われる、その他大勢の代表として描かれており、未だあどけなさが残る童顔を見ると、「必ず生きて還れ!」と切に祈念しながら観てしまいましたね。

 

 

救助艇からの救出を待った主人公達は、救助と沈没の繰り返しであり、まさに修羅場の連続。突然のドイツ軍からの襲撃に右往左往するばかり。

しかし、それでも尚、彼らが、祖国への帰還を目指して懸命に生きようとする姿が画面上に大写しにされ、この修羅場での必死の形相になり振り構わず生きようとする彼らの想いの丈が凝縮されて映し出されていきます。

 

▲非常食もジャムを塗ったパンに紅茶が英国流みたいでした。

 

カメラはあくまで主人公達をリアルに追うのですが、台詞は少なく、あたかも戦争ドキュメンタリー映画を観ているかの様な緊迫感があり、時計の秒針音の様な音が絶え間なく聞こえくるのが、この音も場面が切迫していくほどに、劇伴が強まり、まるで兵士達の高鳴る心臓の鼓動を象徴しているかのようでもありました。

 

と言った様に、まさに切迫感を煽り、不穏な空気感をもたらすハンス・ジマーのオリジナルスコアが音楽面からも更に緊迫感を上げていました。

 

 

そして、ラストでは、救出作戦は、史実通りの結末を迎えます。

生き残った兵士達に老人が呟く、「生きて還れただけで良いんだよ。」といった台詞が本作の主題とも言うべき<生きる>ことを示唆していて、実に意義深かったですね。

今作品は、戦争映画という括りでありながらも<生きていることこそ最も尊いという事>をより強く主張した作品とも言えるでしょう。

 

 

私的な評価としましては、

切迫感のあるハンス・ジマーのオリジナルスコアも音楽面からも更に緊迫感を盛り上げていましたが、クリストファー・ノーラン監督による圧倒的な徹頭徹尾本物志向に拘った映像美は流石という他なく、上映が開始するや否や、あたかも自分自身も戦場に居るかの様な錯覚を引き起こすほどの没入感溢れる作品であり、戦争映画という括りではあろうかとは思いますが、むしろ主題として<生きぬくことの尊さ>を説いた、<サバイバル映画>とも言えるのではないかとも思いました。

 

 

また、今作では、イギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)がそれとなく英雄的な感じのお話しにも受け取れましたが、戦争に加担していない民間船舶に乗船していた一般市民の少年の事故死をあえて英雄扱いにしたりしている点などからも、映画『ハクソー・リッジ』の様な軍人による英雄譚のお話しとは大きく異なり、戦場には、英雄や主役は居ないといった、謂わば、ある種の<戦争疑似体験映画>とも言えるかも知れないですね。

 

 

但しながら、本作は、多くの日本人には馴染みが薄いダンケルクの救出劇を題材にしている点で、詳細な史実に関する説明の不足などから置いてけぼりを喰らう観客も居るのは確かかも知れないですね。

 

かく言う、私のお友達(女性)も、お話しの流れやどの配役に重きを置いて観て良いのか解らぬまま、着いて行けずに、「ただ、ひたすら眠たかった。」という状態だったようでした。

従いまして、観る人によっては、本作についての評価の是非も大きく分かれるかも知れないですね。

 

ですので、五つ星評価的には、あくまでも私的には、予告編の方があまりにも切迫感がみなぎった良い出来栄えでしたので、この本編については、ほぼ満点の四つ星半の★★★★☆(90点)の評価くらいが相応しい作品かと思いました。

 

※尚、今作は、その撮影のほとんどをIMAX用のフィルムで撮影されているらしいので、出来る事ならば、私も、国内唯一の推奨設備である、IMAX次世代レーザーのIMAXシアター設備のある、109シネマズ大阪エキスポシティ(大阪府吹田市)のIMAXシアターで観たかったですね。

 

京都からだと決して観に行けない事はない距離にあるのですが、京都市内からは、ちょっと遠くて交通の便が不便かな?(汗)。

 

そして、通常2D版とIMAX版とを比較すると、比較画像の様に、上下の映像が大きく削除された様なあたかも額縁形になっているらしいので、今後、本作を観られるのであれば、もしも可能であれば、出来る限り、IMAXシアターでの鑑賞がオススメかと思います。

 

私も機会があればIMAXシアターで観に行きたいくらいですね!

 

 

 

 

 

●映画『ダンケルク』本予告編【HD】

 

 

●映画『ダンケルク』VRエクスペリエンス【HD】

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。


『写真展オードリー・ヘプバーン展』大丸京都店6階 #オードリー・ヘプバーン #大丸京都店

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今日は、毎週金曜日の母親の通院日でしたので、例の如く、ガン治療をするべく、病院まで送迎をしたところ、今週は血液検査の結果が芳しくなく、本日予定していた治療は延期するとの事でしたので、担当医に許可をもらい、この機会にと、大丸京都店の7階にも店舗展開をされている「つえ屋」という京都でも指折りの杖の専門店に、母親を連れて、杖を買いに行って来ました。

 

 

そして、大丸京都店に出向いたところ、ちょうど6階の「大丸ミュージアム」にて、『写真展・オードリー・ヘプバーン』が開催されていましたので、良い機会とばかりに、ついでに観覧してきました。

 

 

永遠のファッションアイコンでもあるヘプバーンのプライベートなファッションに関する120点の貴重な写真を中心にした写真展の【ファッション編】として、大丸心斎橋店でも開催中の【映画編】の約120点の写真と併せると、総数240点という大規模な写真展になるとの事でした。

 

 

会場内は、平日のお昼間という時間帯ということもあるのか、下は10代後半位から上は60~70歳代位の年配者風情のご婦人など、学生や主婦やOL風の女性客ばかりで大変混雑しており、アベック以外で観覧に来ている男性を除けば、男性単独で観覧に来ている人は私くらいのものでした(汗)。

実にばつが悪かったですね(^_^;)

 

 

でも、あれだけ女性客でいっぱいというのには、ヘプバーンが、やはり同性にも、いつまでも愛されて止まない、時代を越えたファッションアイコンたる所以なのでしょうね。

 

 

父親と一緒に、1つ上の7階の「つえ屋」さんで、母親が杖を選んでいる間の待ち時間を使っての写真展の観覧だった事もありますが、あまりにもの女性客の多さに、私の場違いさを感じてしまいましたので、足早にササッと鑑賞して、そそくさとグッズ売場に直行しました(汗)。

 

 

 

今回も公式図録(写真集)の購入は勿論のこと、今回もやはりクリアファイル系のグッズ(チケットファイルなど)を購入してしまいました。

 

ポスター、カレンダーに、ポストカードにマグカップ、マスキングテープからノートなど何から何まで、ありとあらゆるヘプバーンの写真をあしらったグッズ類が並ぶ中、いま思えば、光学式マウス用のマウスパッドのグッズなどが、もしもあれば購入すれば良かったと、ちょっぴり後悔してきました。

 

とは言え、さすがに、いつもは展示会グッズの購入候補に挙がる、Tシャツ類は、あまりにもデザインも可愛過ぎて、着る勇気もなく、購入意欲も湧きませんでした(笑)。

 

 

▲オモテ面

 

▲裏面

 

※【参考価格】

公式図録(写真集)@2.376(2.200+税)

クリアファイル@378、チケットファイル@432×2枚

 

 

 

 

 

 

 

 

オードリー・ヘプバーンの少なからずファンである御方々でしたらば、ご覧になられて損はない写真展です。

【ファッション編】開催期間は、来たる9/25(月)までですので、もしもご興味が惹かれましたらば、大丸京都店6階(大丸ミュージアム)までお急ぎ下さいませ。

 

●写真展・オードリー・ヘプバーン

 http://dmdepart.jp/audrey/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

『三度目の殺人』(2017年) #福山雅治 #役所広司 #広瀬すず #イオンシネマ草津

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前回、映画『ダンケルク』のブログ記事の冒頭にも書いた通り、大型台風から一転した、台風一過の晴れ間が覗く中、三連休の最終日の9/18(月)の敬老の日に、『ダンケルク』。そして、この『三度目の殺人』とを、イオンシネマ草津にて、お友達と一緒にハシゴ鑑賞してきました。

 

「日本の司法システムは何を守っているのか(17.9/18)」

ジャンル:ミステリー

製作年/国:2017年/日本

配給:東宝=ギャガ

公式サイト:http://gaga.ne.jp/sandome/

上映時間:124分

公開日:2017年9月9日(土)

監督:是枝裕和

出演:

福山雅治、役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功ほか

 

 

 

 

【解説】

「そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、是枝監督のオリジナル脚本で描いた法廷心理ドラマ。

勝つことにこだわる弁護士・重盛は、殺人の前科がある男・三隅の弁護を仕方なく担当することに。

解雇された工場の社長を殺害して死体に火をつけた容疑で起訴されている三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。しかし三隅の動機はいまいち釈然とせず、重盛は面会を重ねるたびに、本当に彼が殺したのか確信が持てなくなっていく。

是枝監督作には初参加となる役所広司が殺人犯・三隅役で福山と初共演を果たし、「海街diary」の広瀬すずが物語の鍵を握る被害者の娘役を演じる。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

本作は、殺人事件を巡るミステリー仕立ての法廷劇の体裁をしてはいますが、決して、通り一遍のサスペンス映画の様に、最初に犯人像の答えありきといった解り易い作品ではありません。

ですが、Twitter上などでも難解な映画という意見も散見している様ですが、決して、そういう訳でもなく、要は、本作が、答えを観客側に委ねた問題提起型の映画だからでしょうね。

 

 

本作の主人公・敏腕弁護士である重盛(福山雅治さん)。

彼は、ある殺人事件の裁判の弁護を、司法修習生当時の同期の弁護士・摂津(吉田鋼太郎さん)から引き継ぎ、若手弁護士・川島(満島真之介さん)を助手にして担当することとなります。

 

 

 

容疑者は、以前に殺人の前科を持つ三隅(役所広司さん)。

三隅は既に殺人についての自白をしているので、重盛は減刑を弁護方針として、判決を有利に出来うる証拠を探そうとするのでしたが、肝心の三隅は、拘置所での接見で供述を二転三転させ、重盛は次第に翻弄され、混乱を来していく。ついに裁判が始まるのですが、そこには意外な展開が待ち受けていたのでした。

 

 

冒頭の三隅による凄惨な殺人のシーンから、これから、本格的な殺人事件を巡る、結果ありきの推理サスペンス、法廷劇が始まると思っていたのですが、実はそういう作品ではなかったのでした。

私も巧みに騙されてしまっていました。

 

 

本作の主題は、映画の謳い文句的には、「全く新しい心理サスペンス」という様なキャッチコピーになっていますが、あくまでも私見ですが、人が人を裁こうとするに際して、真実の追求はそっちのけなままに、司法経済や法廷戦術にのみ目が入ってしまって、あくまでも不完全な日本の司法システムの上に成り立つ裁判制度を維持し遂行せざるを得ない、といった、日本の司法システム自体の暗部にメスを入れ採り上げた法廷劇であり、その問題提起の答えを観客側に委ねて、丸投げしたといった快作だったといえるでしょうね。

土台、人が人を裁くのには無理がある中、司法に携わる裁判官・検察官・弁護士それぞれの職業人としての素養や利害関係が、どうしても真実の追求という倫理観の醸成を邪魔してしまい限界を生じてしまうのでしょう。

 

ですから、本作では、あくまでも、ミステリー仕立ての法廷劇とは言え、殺人事件の真相の究明、法廷での弁護側、検察側の虚々実々の駆け引きには大きな力点を置いていません。

本作の力点としては、繰り返される拘置所での弁護士・重盛と容疑者・三隅の接見シーンに集約されていると言って良いでしょう。犯行動機の遣り取りに始まり、徐々に三隅に翻弄されていく様子が克明に描かれていきます。

 

 

また、容疑者・三隅役の役所広司さんは、一見穏やかそうで人の良さそうな雰囲気ではありますが、心に深い闇を抱いた一筋縄ではいかない容疑者を好演しており、一方、弁護士・重盛役の福山雅治さんも、最初は裁判に勝つための法廷戦術のみに拘る合理主義者だったのが、次第に三隅の虚言に振り回されることで、自分自身の人間性が覚醒して、この殺人事件の”真実”と向き合う弁護士への変貌を熱演しています。

 

 

三隅に殺された被害者の妻・山中美津江役の斉藤由貴さんが、いま話題の<ダブル不倫>といった、斉藤由貴さんご自身のプライベートな芸能界を賑わすスキャンダル記事と被ったような役柄なのが、笑い事ではないですが、ちょっと面白かったですね。

 

 

本作では役者としては好演されていましたので、NHK大河ドラマ「西郷どん」の降板をはじめ全CMの降板など芸能活動の休止に追い込まれているようですが、早期の復帰を期待したいですね。

 

 

そう言う意味合いでは、ご子息の薬物事件から芸能活動を一時謹慎中だった、橋爪功さんが、弁護士・重盛の父親で、元裁判官として、かつて三隅の事件の裁判で裁判長を務め、無期懲役の温情判決を下したという役柄で出演されていたのは嬉しかったですね。

 

 

 

また、被害者の娘・山中咲江役の若手有望株女優の広瀬すずさんは、是枝裕和監督の『海街diary』をはじめ数々の作品での好演を経て、李相日監督の『怒り』で、あの迫真の演技を魅せてくれた様に、今作品でも、実に物悲しそうな表情を浮かべる少女として、裁判の行方にも影響を与える重要な役柄を好演していました。

 

 

また検察官・篠原一葵役の市川実日子さんも『シン・ゴジラ』(2016年)での理系女子。所謂、<リケジョ>から一転して、文系女子のトップともいうべき、<法曹界の女子>を代表する女性検察官役を好演されていましたね。

そう言えば、映画『ミュージアム』(2016年)での女性医師(大学教授)役など、最近は、特に高学歴っぽい女性に配役されることが多いですね。

 

 

日本の司法システムの限界、死刑制度の是非などにかなり踏み込んだ内容で、正義とは何か、裁くとはいかなることかを考えさせる意欲作でした。

 

 

ただ、本作は、最初に答えありきでラストもスッキリといった、所謂、通り一遍のサスペンス映画ではなく、観客に答えを委ねて丸投げした問題提起型の作品ですので、観終わってからも”正義とは”、”真実とは”という言葉に対する疑問符がいつまでも脳裏から離れない作品でした。

 

 

ある種、見方を少し変えて観れば、問題提起をしている題材からは、洋画の『羊たちの沈黙』っぽくもあり、『グリーンマイル』っぽくもあった映画だったかも知れないですね。

 

 

私的評価としましては、

日本の司法制度の限界、死刑制度の是非、そして、そもそも日本の司法システムは何を守っているのかといった問題提起をしている点で、実に、面白い映画だったと思いましたし、法廷を舞台にした心理ドラマとしても、是枝裕和監督の脚本術には煙に巻かれた感じで、スッカリと騙されました。

 

 

普段から、映画の主題に、ありきたりな答えを用意して、ジャッジメントを下すような事なく、予てから問題提起型の映画を作ることを貫いてきた、是枝裕和監督らしい新境地とも言える法廷劇でした。

ただ、劇中の三隅(役所広司さん)との接見の際の言葉から得た新事実などの要素が放りっぱなしになって未回収のままになってしまっていた点は、少々残念ではありましたね。

 

 

従いまして、日本の司法システムに対する問題提起型の意欲作という点からは、高評価に値するかとは思いますが、劇中の事件についての未回収のままになっている新事実などの点がやや勿体なく感じましたので、その点を差し引きまして、五つ星評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の四つ星半の評価が相応しい作品かと思いました次第です。

 

※あくまでも、私個人的には、この日に鑑賞した2本では、『ダンケルク』よりも『三度目の殺人』の方が面白かったですね。

 

●『三度目の殺人』本予告

 

 

 

●映画『三度目の殺人』ができるまで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

 

 

イラストレーター・中村佑介画集『BEST』 #中村佑介 #夜は短し歩けよ乙女 #私が今欲しいもの

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美少女を描いた画に定評のある、関西在住のイラストレーターの中村佑介さん。

2002年から活動をスタートし、今年2017年で15周年の節目を迎えるに当たり、ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、小説『謎解きはディナーのあとで』『夜は短し歩けよ乙女』などの書籍カバーを手掛けるほか、アニメーションのキャラクターデザインやテレビ・ラジオ出演、エッセイ執筆も行うなど、その表現活動は多岐に渡ります。

 

 

 

また、飛鳥新社より発売された作品集『Blue』『NOW』は、イラストレーターの作品集としては異例の累計13万部を記録。名実ともに日本でもっとも活躍するイラストレーターのひとりと呼ばれるまでに至っています。

 

【中村佑介】Nakamura Yusuke

1978年1月26日兵庫県宝塚市生まれ。

イラストレーター、漫画家、小説家、ミュージシャンなど様々な肩書きを持つマルチクリエイター。

大阪芸術大学デザイン学科卒業。

 

 

 

そんな中村佑介さんのイラストレーターとしての15年の軌跡たる作品を一堂に会した大規模な展覧会が、「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA 」と題し、あべのハルカス24階の大阪芸術大学スカイキャンパスを会場に、2017年7/15(土)~9/18(月・祝)の約2ヶ月間あまりの期間に亘って開催されていました。

 

 

その際の図録として販売されていた公式画集『BEST』が、この度、飛鳥新社より全国の書店でも一般販売される事となり、早速にも私も通販サイトにて購入した次第です。

 

◎YUSUKE NAKAMURA GOODS(ONLINE通販)

⇛ https://yusuke-nakamura.stores.jp/

 

 

私自身は、この展示会の開催中の約2ヶ月間の間、あべのハルカスまでは、その気になって観に行こうと思えばいつでも展示会に行く事も可能だった訳ですが、つい先延ばしになってしまい、最終日近くになって行こうと思っていたところ、母の容体が悪くなって、病院まで救急外来で診て貰いに連れて行く事になったり、また、勢力が凄い大型台風の影響などで、結局、最終日までの3連休を棒に振ることになってしまうなど、肝心の展示会に足を運ぶことが出来なかったので、この度、(株)飛鳥新社さんの通販サイトで購入するに至りました。

 

▼画集「BEST」中身サンプル

 

 

 

◎中村佑介スペシャル(ステーショナリーブックほかSPセット)

定価計3,184円 まとめてご購入で 53%OFF

下記アイテムのスペシャルセット

● 中村佑介ステーショナリーブック 定価1620円

● クリアファイル表紙 ピンク 定価432円

● クリアファイル表紙 ブルー 定価432円

● 缶バッチ3個セット 定価700円

 

 

 

 

 

 

 

私が今、ほしいものは・・・


 

 

TOHOシネマズギフトカードやイオンシネマ無料鑑賞券などが

無理でしたらば、こちらの方が高額になりますが、

イラストレーター・中村佑介作品集『Blue』『NOW』が欲しいです!

 

●中村佑介作品集『Blue』4,104円(税込)

 

 

●中村佑介作品集『NOW』3.000円(税込)

 

私は、生憎と劇場鑑賞では観逃したアニメ作品ですが、中村佑介さんがキャラクターデザイン担当をなされたアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』(2017年)が、オタワ国際アニメーション映画祭「長編アニメ部門」で日本作品初のグランプリの栄冠に輝いたとのことです。

 

【速報!】

🎉 「夜は短し歩けよ乙女」が、カナダのオタワ国際アニメーション映画祭「長編アニメ部門」で日本作品初のグランプリを受賞!

 湯浅政明 監督、キャスト&スタッフの皆様、そして応援してくださった皆様、おめでとうございます!

 

 

●『夜は短し歩けよ乙女』90秒予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

『イオンモールでミニオン発見!スタンプラリーキャンペーン』に見事当選♡ #ミニオンスタンプラリー

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『イオンモールでミニオン発見!スタンプラリーキャンペーン』の限定キャラクターグッズ6点セットの福袋に見事に当選しました♡

 

 

先月末の9/30(土)。

いきなり、自宅に、こんな大きな段ボール箱の荷物が郵送されてきました!

 

 

箱の中身を開けてみますと、こんな感じでした。

 

 

 

7/14(金)~8/20(日)までの期間に、イオングループ指定の「イオンモール店舗10箇所を廻って限定グッズをGET!」という触れ込みのスタンプラリーキャンペーン。

 

先ずは、京都府内4箇所+滋賀県1箇所(滋賀県の指定店舗はイオンモール草津のみ)の計5箇所のスタンプを押していたのですが、8/15(火)に、伊勢夫婦岩ふれあい水族館・伊勢シーパラダイスまで小旅行に行った帰路に、伊勢自動車道の高速道路を使用せずに、わざわざ下道を走って、三重県内にある指定のイオンモール店舗を5箇所巡って、全てのスタンプを揃えて、応募していたのですが、まさか本当に当選するとは思っても見なかったので、9/30(土)に郵送されてきた際には、驚きもさることながら、何よりも、スタンプラリーのために要した遠征の苦労が報われた様で、本当に凄く嬉しかったですね!

 

で、肝心の中身は、ザッと、こんな感じの限定キャラクターグッズの6点セットでした。

 

 

▲囚人姿のミニオンの大っきなぬいぐるみ(『怪盗グルーのミニオン大脱走』版Versionのミニオン)

 

▲収納式のミニオン限定ブランケット(膝掛け)

 

▲ミニオン限定の簡易バッグ

 

▲ミニオン限定のステーショナリー(文房具)セット&クリアファイル。そしてステッカーやパズル等のアクティビティセット

 

以上、計6点。細かく分ければ、それ以上の盛り沢山で、貴重な限定キャラクターグッズ類の数々をプレゼントしてもらえました。

 

「イオンモールでミニオン発見!スタンプラリーキャンペーン事務局」のご担当者様。

この度は当選させて下さり本当に有り難うございました。

 

 

 

 

※尚、昨日の今年10月1日は、あの『ウルトラセブン』の放送開始から丸50周年!

ちょうど50年前の1967年10月1日に、ウルトラセブン第1話が放送されました。

 

 

 

 

 

また昨日のこの日。10月1日。

きゃりーぱみゅぱみゅ。京都府宇治市の平等院鳳凰堂に来訪。

10円硬貨のデザインになっている世界遺産の寺院として有名。

 

 

スター・ウォーズの水墨画の屏風絵の特別展示をわざわざ見に来たのかな?

それにしてもこんなにも混み合ってる行楽日和の休日に、なんでなん?(苦笑)。

でも、案の定、作戦成功で誰にも見付かって居ないようだし・・・。

 

 

 

※画像は、初夏の藤棚の花が満開の頃の参考画像。

 

 

 

好きな豆腐料理、教えて!

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
冷や奴かな?おかずだけど料理ではないか?
じゃぁ、麻婆豆腐かな?
 
と言った、好きな豆腐料理は、いざ知らず、「森高豆腐(森高千里with tofubeats)」の曲は全部大好きですよ❤
 
 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

南紀白浜アドベンチャーワールドにパンダを観に行って来たよ! #アドベンチャーワールド #パンダ

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先週の3連休直前の10/6(金)の平日に、和歌山県の南紀白浜アドベンチャーワールドまで、親子パンダパンダを観に行って来ました。

 

東京都恩賜上野動物園に産まれた赤ちゃんパンダのシャンシャン(香香)を観る為にわざわざ東京まで行かなくても、親子パンダを観る事が出来る機会が今年の10/9(月)まで可能という事だったので、車を飛ばして、はるばる、和歌山県西牟婁郡白浜町堅田にある南紀白浜アドベンチャーワールドまで、日帰り旅行に行って来ました。

 

 

京都市内からは、南紀白浜までは高速道路に乗って行っても、南紀白浜ICまで、約3時間強くらいの所要時間がかかるほど同じ近畿地方にあっても、案外近いようでかなり遠くにあるので、私も今回初めて、南紀白浜アドベンチャーワールドまで行ったのですが、朝6時に牛丼屋さんで朝の定食を食べて、朝6時半に出発し、久御山南ICから第二京阪道路⇛近畿道⇛阪和道と経由して、(途中、2度ほどSAなどにトイレ休憩に立ち寄りましたが)、南紀白浜ICに到着した頃には、案外早く着いて、午前9時30分くらい。

南紀白浜アドベンチャーワールドまでには、カーナビの案内表示にタイムラグがあるのか表示が遅いために往き道を間違えてしまいましたが、その後15分ほどで無事に着きました。

 

 

当初は、とりあえず軽自動車を含み普通自動車の駐車場代1.200円/日というのも高過ぎる気はしましたし、それ以上に、事前確認はしていたものの、入場料金・大人:4.500円は高額過ぎるとも思ってもいました。

 

 

でも、実際に入場した後の感想としましては、

イルカショーの完成度の高さも凄かったですし、複数頭のパンダは生で観られるし、親子パンダまで観られるし、8種類約300羽ものペンギン達。それも日本では名古屋港水族館と、ここアドベンチャーワールドでしか飼育されていない、大きな皇帝ペンギンが沢山観られただけでも良かった上に、更に、サファリパークで貴重な動物達も見学出来るのですから、普通の動物園というか、他の水族館や動物園とは、そもそもが規模が違いますよね。

 

そう言う点を勘案すれば、

決して入場料金もそんなにも高くもないとは思いましたし、もっと近くにあれば、年間パスポートを購入して何度でも行きたいくらいですが、なにぶんとアドベンチャーワールドまでが遠く過ぎてなかなか何度も足を運ぶ事もままならないのが悔しいですね。

 

 

先ず、入場者ゲートに入って、直ぐに、普通に通路の真ん中にある水路に、ペンギンが泳いでいてビックリしましたね。

 

 

入場するや否や、先ずは、生でパンダを観ようとばかりに、希少動物繁殖センター・パンダラブの見学に行きました。

 

 

 

 

 

 

パンダを観た後は、次は、何を観たら時間的に効率が良いのか分からずウロウロしていますと、女性の園内スタッフの方が声を掛けて下さり、「10時45分からイルカショーがありますので、それまではペンギン王国や海獣館でシロクマなどをご覧になられては如何ですか?」とお教え頂き、その言葉に従い、ラッコや各8種類の沢山のペンギン達やシロクマを見学。

 

 

 

 

 

 

 

 

ひと通り、ペンギン王国や海獣館を見学した後、和歌山名産の梅と桃の味のご当地ソフトクリームを購入し、お友達と分けながら、イルカショーのマリンライブ「SMILES(スマイルズ)」を観ながら、食べました。

 

 

▲右が紀州梅味、左が桃味のご当地ソフトクリーム。

 

 

 

 

京都水族館などのイルカショーよりも数段上の実に完成度の高いイルカショーだったので思わず感動していまうほどでした♡

 

 

イルカショーを観終わった後、サファリワールドの中をケニア号にてツアーに行きました。

 

 

 

 

ケニア号はちょっとの時間しか停車してくれず、また走るスピードが速いので、希少な動物達の写真を写すにも、上手くタイミングが合わせられずに、シャッターチャンスを逃してしまう事が多かったのが残念でした。

 

 

 

ケニア号を下車後、今度は、パンダブリーディングセンターで、パンダの良浜(らうひん:17歳)と結浜(ゆいひん:1歳)の親子を見学。

 

 

左の木の上で寝ているのが娘の結浜(ゆうひん)。右が母親の良浜(らうひん)。

 

 

パンダ親子を観た後、店内外の装飾に目を奪われたこともあり、園内のサファリレストラン「Jumbo(ジャンボ)」で食事を摂りました。

 

 

 

食事が届くまでの間のポップコーンの無料サービスが嬉しい(^^)v

 

▲私が頼んだのは、ミニサファリプレート。

 

▲お友達の女性が頼んだのは、エレファントカレー【中辛】。

 

このサファリレストランから、パンダ親子のパンダブリーディングセンターの野外ゲージが見える側の席に案内して下さったのは良かったのですが、肝心のパンダは、レストランの席からは、ギリギリ見えない角度だったのが残念でしたね。

 

▲9箇所のスタンプが揃えば記念品が貰えるスタンプラリー。

 

 

また、この日、入場口ゲートを入って直ぐのところで、100円硬貨と引き換えにスタンプ帳を購入し、スタンプラリーを始めていましたのですが、スタンプの残りあと2つを残して、本格的な雨模様になってきたので、頑張って、小雨が降りしきる中、残りの「ふれあいの里」と「ふれあい広場」のスタンプの在処を探してスタンプラリーを完了し、記念品をGETすべく慌てて園内を廻りました。

 

 

 

 

 

 

▲エミューのひな鳥が、この「ふれあい広場」で放し飼い状態になっているのにも凄く驚かされました。

 

 

 

 

▲伊勢シーパラダイスでは主役級の動物でしたが、ここ南紀白浜アドベンチャーワールドでは、その他大勢扱いで、スッカリ脇役の感もあるカワウソ達。

 

 

無事にスタンプラリーを完了したこともあり、天気予報通りに、雨が激しく本降りになって来たので、最後に、お土産屋さんでお土産を吟味して購入。

 

▲お土産屋さんの「シンビオーシス」

 

▲お土産屋さんの「ジョイランド」

 

ここのお土産屋さんの園内スタッフのお姉さんに、私の母親からのお土産のリクエストだった和歌山産の種なし柿がどこに売っているかと窺ったところ、「生憎、園内には販売していませんが、おそらく『とれとれ市場』に行けば販売しているかと思います。」とのアドバイスを頂戴する。

 

尚、お土産は沢山の種類を購入したので、次の機会に、まとめてご紹介させて頂きますね。

 

 

 

▲スタンプラリーの記念品交換所の傍にも、レッサーパンダ2頭の部屋がありましたが、思わず見逃してしまうところでした。

 

▲スタンプラリーの記念品は、特製ステッカーでした!

 

 

 

「あばよ!!!アドベンチャーワールド」(by柳沢慎吾ちゃん)とばかりに急いで帰路につきました(笑)。

 

 

 

雨も凄く本格的な大雨になってきたので、慌てて、帰り支度をし、先ずは、帰路の途中に「とれとれ市場南紀白浜」に立ち寄り、紀ノ川産の種なし柿を購入。

 

 

南紀白浜ICから阪和道の紀ノ川SAまでは全くノンストップで走行。

 

 

▲500円もするご当地ソフトクリームでしたが、さすが価格に見合うほどに、もの凄く美味しいソフトクリームでした。

 

この紀ノ川SAで30分間ほど休憩を取った後、その後は他のSAやPAには立ち寄らずノンストップで車を飛ばし、結果、午後6時くらいに、お友達の家に到着。その後、私の家に帰る途中、ガソリンがほぼ8割方減ってしまっていたので、ガソリンスタンドで給油した後、自宅に到着する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●アドベンチャーワールド歴代CMオンパレードSPエディション

 

 

●アドベンチャーワールド2017/9/17マリンライブ「Smiles」

 

 

●アドベンチャーワールド2017/9/18マリンライブ「Smiles」

 

 

●エンペラーペンギンの赤ちゃんの食事タイム

 

 

●宮川真奈美 Always Together

 

 

●高岡陽子 Shine On You♪

 

 

●アドベンチャーワールド 最後のママとのお外(2017/10/09)

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

南紀白浜アドベンチャーワールド【お土産編】#アドベンチャーワールド #パンダ #お土産

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南紀白浜アドベンチャーワールドには日帰り旅行でしたが、その割に、私的には、かなり沢山のお土産を買って来ましたので、ここで今回は【お土産編】として、それらをご紹介させて頂きます。

 

数あるお土産・パンダグッズの中から、私なりに吟味して選んできた品々ですので、南紀白浜アドベンチャーワールドにご来場時のお土産選びのご参考まで(^^)v

 

▲個人的にはこのお菓子が最もオススメのお土産でしたね❤

 

★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚

 

 

●お土産屋さんの「シンビオーシス」パンダ

 

▲シリコン製ジッパーポーチ・小(1.050円)。

※デジカメなどのケースにも最適。

 

オススメのお土産その①

●ペットボトルのリサイクル製品のマグカップ

 

 

▲Lau Lau マグカップ(625円)。

※ペットボトルのリサイクル製品。

 

▲ペンギン全種定規(310円)

 

そして、又もや今回もクリアファイルを購入(汗)。

 

▲パンダ&ホッキョクグマ&獏クリアファイル(260円)。

 

 

▲ペンギン全種クリアファイル(290円)。

 

オススメのお土産その②

●食後にランチボックス等にも活用出来るケース付きクッキー。

 

 

▲パンダランチボックス型クッキー(650円)。

 

オススメのお土産その③

●PRADAならぬPANDAブランドのパッケージで、如何にも、高級菓子の様な包装のパンダの肉球ショコラタルトクッキー。

 

 

 

▲パンダの肉球ショコラタルトクッキー(880円)。

 

 

●お土産屋さんの「ジョイランド」ペンギン

 

▲幸梅漬・梅干し(925円)。

 

※蜂蜜風味ですが、それでいて甘過ぎず酸っぱい過ぎず実に程良い味わいで美味しかったですね。

 

▲トートバッグ・Lサイズ(500円)

 

 

★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚

 

 

●【番外編・とれとれ市場南紀白浜】

 

 

 

▲紀ノ川産種なし柿(10個で1.000円)。

 


 

尚、今回で4回連続して、公式ブログジャンルの映画レビューとは無関係のブログ記事を書いていますので、次回こそは、劇場にて鑑賞済みの以下の映画などの感想の記事をUPさせて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【オマケ】

今日は13日の金曜日でした。

もう夏も終わりのジェイソン・・・。

 

 

 

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『ベイビー・ドライバー』2回目鑑賞:4DX・2D字幕版上映 #イオンシネマ京都桂川

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ようやく遅ればせながら、10/14(土)から待望だった『ベイビー・ドライバー』の京都府下初の4DX上映がイオンシネマ京都桂川にて実現。

主人公BABYの凄いドライビングテクニックを体感する念願の4DX上映でしたので、お友達と一緒に、昨日の10/15(日)に早速にも朝イチの4DX・2D字幕版の上映回の鑑賞に出掛けてきました。

 

※まだブログに感想を記事に全くまとめていない鑑賞済み映画も沢山あるのですが、取り急ぎ今回の4DXによる鑑賞について書き記したいと思います。

 

 

イオンシネマ京都桂川の4DXのPR用のCM映像自体が、激しいカーアクションシーンを想定しながら説明画面を映し出しているくらいでしたので、今回の作品にはかなりの期待をしていましたが、私の場合には、事前に、他のシネコンの劇場にて2D字幕版(通常版)を鑑賞済みだったので、お話しの筋や細かい描写などは理解済みなので、4DXの様な激しい揺れが伴いながらの鑑賞でもお話しについていけましたが、いきなり最初からの4DXによる鑑賞には適していないほど、映画というよりも、激しいアトラクションの乗り物に乗っているかの様な感覚にとらわれる4DX作品でした。

 

ですので、出来る事ならば、この機会にでも、イオンシネマ京都桂川での2D字幕ULTIRA上映で、一旦、事前学習をしてから、その後に4DX上映をご覧になられる事をオススメしたいですね。

 

 

私の場合には、事前に2D字幕版(通常版)上映を観ていたことに加えて、この映画の使用楽曲である豪華なBGMの数々も海外輸入盤のサントラCDをiTunesにインポートして収録曲をヘビーローテーションで聴いていた事もあり、音楽による場面描写も各曲に聞き慣れていた事から、たとえ4DX上映による様々な効果があっても気にならないほどでした。

 

ただ、銃撃音などの効果音とBGMが上手くシンクロしているのが、2D字幕版(通常版)を観ていた時も感じてはいましたが、今回、耳元に炸裂するエアー効果などの4DX効果で、更に、劇中の効果音とBGMが上手くリンクしシンクロしているのを再認識しました次第です。

 

そう言う意味合いでも、編集に凄く凝った作品であり、実に編集作業に手間が掛かったであろう事が推察出来る映画ということを改めて実感しましたね。

 

 

とはいうものの、さすがのBABYのドライビング技術による4DX効果でしたが、昨年に4DX・3D字幕版で鑑賞した際の『スター・トレック BEYOND』の時ほどに座席からズレ落ちるほどの激しい振動や揺れはなく、程良いくらいの4DX効果で良かったでしたし、凄く楽しめる事が出来ました。

 

これくらいの4DX効果でしたらば、おそらく遊園地のアトラクションの乗り物が苦手な人でも充分に耐え得るくらいの揺れ具合だったでしょうね。

 

 

 

※尚、現在、イオンシネマ京都桂川では、残念ながら、只今設備調整の為に、4DX効果の「Water(ミスト)」と「Rainstorm(嵐)」の稼働を4DX上映の全作品において停止中ではありましたが、但しながら、本作品においては、幸いにして、ミスト効果などに類する描写がほぼなかったので、充分楽しんで満喫することが出来ました。

 

 

●映画『ベイビー・ドライバー』冒頭6分カーチェイス

 

 

●Baby Driver movie soundtrack (OST) 2017  

 

 

 

●Baby Driver - Brighton Rock (Queen) 

 

 

と言うことで、『ベイビー・ドライバー』の2回目の4DXによる鑑賞についての私的な評価としましては、2D字幕版(通常版)でも充分に五つ星評価の満点評価の★★★★★(100点)でしたが、4DX上映では更に、五つ星の満点評価のそれ以上のプラスαの評価が可能であればつけたい位に満足出来た次第でした。

 

 

▲歌手のaikoさんも大絶賛のツイートを呟いてられました。

 

▲サントラ国内盤の緊急発売決定♪

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

そしてまた、更に、イオンシネマ京都桂川にて、今後に期待したい4DX上映作品としましては、

早く4DXの「Water(ミスト)」などの水回りの効果の設備調整も完了させて頂き、是非とも、今度は、いま巷間でシュールな作品過ぎて面白いと話題沸騰中の『スイス・アーミー・マン』の4DX上映などを実現して下されば面白いかと思いましたね(笑)。

 

 

これだけでも爆笑必至の予告編

●映画『スイス・アーミー・マン』予告編

 

 

 


 

 

 

 

 

 

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カワウソゥ(総)選挙の最終結果発表!伊勢シーパラダイスのカワウソ全員20位以内獲得♡ #カワウソ

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第1回カワウソゥ(総)選挙の最終結果発表!

 

 

今夏のお盆休みに、久し振りに、三重県伊勢市にある水族館・伊勢シーパラダイスに来館した際に、私が使っているブログと同じAmebaブログにて「飼育係の落書帳(伊勢シーパラダイス)」というブログを毎日更新されておられる事を知り、直ぐさま、読者登録をさせて頂きました。

 

そして、その飼育係さんの日々のブログ記事の中で、サンシャイン水族館の主催にて、【第1回カワウソゥ(総)選挙】という、”全国で飼育されているカワウソ84頭による仁義なき頂上決戦”といった触れ込みにて、日本全国のカワウソの中でのナンバー1を決める総選挙の催しが実施されている情報を得まして、私も、もちろん伊勢シーパラダイスのカワウソを応援するべく投票させて頂いておりましたが、その最終結果発表が10/15(日)に発表されました。

 

 

その結果、3万2131票を獲得した伊勢シーパラダイスの“ブブゼラ”が1位に選ばれました。

 

 

肝心の栄えある第1位を獲得した、ブブゼラくん自体は、カワウソゥ(総)選挙にエントリーして間もない、9月3日に急死してしまっていましたが、人気者だったブブゼラくんの死を悼む判官贔屓もあったのか、中間開票速報の際まで1位をキープしていました、主催のサンシャイン水族館の「やまと」を抑えての逆転での堂々の第1位の栄冠に輝きました。

 

 

2位には中間開票速報で1位だったサンシャイン水族館の「やまと」(2万3769票)が、3位には盛岡市動物公園の「カエデ」(1万9271票)がランクインしました。

 

●第1位:ブブゼラ(伊勢シーパラダイス)

 

●第2位:やまと(サンシャイン水族館)

 

●第3位:カエデ(盛岡市動物公園)

 

肝心の主役のブブゼラくんご本人自体は、急死してしまっていましたが、伊勢シーパラダイスの方へ、記念のオリジナルトロフィーが贈られました。

 

※尚、開票結果を見ると上位に入らなかったカワウソも1700票以上を獲得しており、とても盛り上がったソゥ(総)選挙となった模様です。

  • 1位 ブブゼラ(伊勢シーパラダイス)
  • 2位 やまと(サンシャイン水族館)
  • 3位 カエデ(盛岡市動物公園)
  • 4位 ハク(サンシャイン水族館)
  • 5位 ゆるり(伊勢シーパラダイス)
  • 6位 ユウ(のんほいパーク豊橋総合動物公園)
  • 7位 リオ(狭山市立智光山公園こども動物園)
  • 8位 ジーノ(サンシャイン水族館)
  • 9位 ココ&ヒナタ(名古屋市東山動植物園)
  • 10位 ニコ(サンシャイン水族館)


見事1位に輝いた「ブブゼラ」。そして5位に入賞したブブゼラの息子の「ゆるり」。

その他、伊勢シーパラダイスからエントリーしていたカワウソ達。

「ブブゼラ」の嫁の「ズリ」。

コツメカワウソの「結」。「婿殿」。

などの獲得票数や順位については、

 

詳しくは、以下にリブログして貼付している「飼育係の落書帳(伊勢シーパラダイス)」のブログ記事をお読み下さいませ。

 


 

 

 

 

 

●第一回カワウソゥ選挙【いきものAZ公式】

 

 

 

●カワウソ界の総選挙、1位は先月急死したブブゼラ君

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

で、10/22(日)に投開票が実施される、日本国民における肝心の衆議院議員選挙。いわゆる総選挙。

 

安倍首相が、ここぞとばかりに衆議院の解散に打って出た今回の総選挙ですが、小池百合子東京都知事が代表を務める、新党・希望の党が、野党第1党だった民進党を飲み込んだのはいいものの、政策における主義主張の点で、憲法改正や、安倍自公政権の残した、安全保障法関連の是非、特定秘密保護法などについては自公政権と考えを同じくする保守系議員は「踏み絵」を踏ませた上でそのままとし、また、それらの論点については意見を異にする、いわゆる護憲論者やリベラル(寛容)派の議員については希望の党入りを一斉排除すると言った、上から目線のやり口などから、一気に、国民からの求心力が急低下。

 

 

そんな中、民進党の枝野幸男議員が代表発起人となり、リベラル派の投票の受け皿政党の新党たる立憲民主党の旗揚げを行い、護憲のために、打倒・安倍自公政権、野党共闘を旗印に、政党のTwitter開設(@CDP2017)から約1週間も経たないうちに、フォロワー(読者)数を12万人を突破し、現在18万人近くに及び、既存の政党のTwitterフォロワー数も断トツで、期待値もナンバー1の野党勢力となっています。

 

但しながら、今回の総選挙では、前回の東京都議選で公明党と共闘した都民ファーストの会の代表でもあった小池百合子都知事が代表を務める、希望の党が、その公明党に配慮をして、総選挙の公明党候補者の地盤には、候補者を擁立しない方針を固め、また、保守系野党勢力の日本維新の会との連携など、総選挙後には、自民党・公明党のみならず、希望の党・日本維新の会などの保守野党勢力による協調路線によっても、憲法改正に必要な過半数越えの議席を確保するに至る公算が大きくなってきています。

 

そんな中、満を持して立ち上げられたはずだった、保守系野党勢力の新党・希望の党の不人気振りもあり、どうやら、自民党のみで単独過半数も安泰との予測報道がなされており、反・安倍自公政権や護憲を唱える人達にとっては、非常に危険な黄色信号を越えて、赤信号が灯りそうな事態ともなっています。

 

 

そうだ!だから選挙に行こう!

 

18歳以上のあなた。大事な1票の権利を行使しよう!

 

レジャーなどで、選挙投票日当日に投票に行けない人は、期日前投票に行こう!

 

 

 

衆議院議員選挙の投票には、候補者名を書く【小選挙区制】と、支持政党名を書く【比例代表制】の2種類の投票用紙がありますので、選挙区内に投票したい候補者に該当者が見当たらなくても、少なくとも、自分の主義主張に近い政党を支持政党として選んで、比例代表制の投票権は棄権せずに、必ず投票の権利を行使しましょう!

 

で、今回の総選挙の図式は、以下の三極の勢力の戦いです!

 

自民・公明 VS. 希望・維新 VS. 立憲民主・社民・共産

 

 

※因みに、私自身も、小選挙区制では、投票したいと思える立候補者に該当者がいなくて誰に投票して良いのかと思って迷ってはいますが、比例代表制の投票権は棄権する事なく、必ず、支持政党名を書いて行使したいと思っています。

 

 

 

 

 

 

▲比例代表東京ブロックには、政党「支持政党なし」という政党名で4人が擁立されていますので、決して、支持政党がない場合でも「支持政党なし」と書いて投票しないように、注意喚起願います。

 

 

 

 

 

選挙関連のコメディ映画といえば、1993年の「国会へ行こう!」

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

『アトミック・ブロンド』(2017年) #シャーリーズ・セロン #イオンシネマ京都桂川

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ブログの方に映画の感想記事を載せております、9/18(月・祝)にイオンシネマ草津で『ダンケルク』と『三度目の殺人』のハシゴ鑑賞の記事以降にも、実は、たくさんの新作映画は観ていました。

 

ですが、暫くの間、観ていた映画の感想を記事にまとめ、ブログに載せるのをサボっていました次第・・・。

 

 

9/23(土・祝)『散歩する侵略者』(イオンシネマ京都桂川)、24(日)『スクランブル』2D字幕版(イオンシネマ草津)、30(土)『亜人』ULTIRA上映(イオンシネマ京都桂川)。

 

10/1(日)『ドリーム』、9(月・祝)『僕のワンダフル・ライフ』。(ともにイオンシネマ京都桂川)

 

そして週末の15(日)は、2度目の鑑賞になる、イオンシネマ京都桂川での『ベイビー・ドライバー』4DX上映、久し振りに来館した、滋賀県大津市の大津アレックスシネマでの『あしたは最高のはじまり』とを映画館を変えてのハシゴ鑑賞。

 

そして、19(木)には、イオンシネマ草津にて、父親と一緒に『猿の惑星・聖戦記(グレート・ウォー)』を。

 

大型台風21号が接近しつつある週末の21(土)にも、イオンシネマ草津にて、『ミックス。』と『バリー・シール/アメリカをはめた男』のハシゴ鑑賞。

 

そして29(日)も、2週続けての週末の大型の台風22号の接近でしたが、イオンシネマ京都桂川まで『アトミック・ブロンド』2D字幕版と、大津アレックスシネマまで『スイス・アーミー・マン』を観に行って来るといった塩梅で、大体、毎週末に2本ずつ新作映画を鑑賞する感じで過ごしていました。

 

 

そこで、では、先ずは、ただいま、オリジナルサントラ盤を購入して聴きまくっている作品で、未だ記憶に新しい、アメブロならぬアドブロとも呼ばれている、9/29(日)に観に行ったシャーリーズ・セロン主演の女性版007的なスパイ映画『アトミック・ブロンド』について記事をUPさせて頂きたいと思います。

 

 

「シャーリーズ姐さん満身創痍で大暴れ!(17.9/29・2D字幕)」

ジャンル:アクション

原題:ATOMIC BLONDE

製作年/国:2017年/アメリカ

配給:KADOKAWA

公式サイト:http://atomic-blonde.jp/

上映時間:107分

公開日:2017年10月20日(金)

監督:デヴィッド・リーチ

出演:

シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカヴォイ、エディ・マーサン、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズ、ジェームス・フォークナー、ソフィア・ブテラ、ビル・スカルスガルド、サム・ハーグレイブ、ティル・シュヴァイガーほか

 

R15+

 

 

 

 

 

【解説】

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ワイルド・スピード ICE BREAK」など近年はアクション映画でも活躍の幅を広げているシャーリーズ・セロンが、MI6の女スパイを演じた主演作。

アントニー・ジョンソンによる人気グラフィックノベルを映画化したアクションスリラーで、「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーや「デッドプール」続編の監督も務めるデビッド・リーチがメガホンをとった。

東西冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。

西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイ「サッチェル」を見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。

共演に「X-MEN」「ウォンテッド」のジェームズ・マカヴォイ、「キングスマン」「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

以上の様な背景のお話しの流れということも、事前にちゃんと確認して把握する事もなく、事前知識もなく、ぶっつけ本番で劇場鑑賞したせいか、各登場人物の背景をよく把握していなかったのもあるのでしょうが、私の理解力が乏しいせいか、鑑賞後にパンフレットを読むまで、人物の相関図が分からず、イマイチよく分からないまま映画が進行していくので、スパイ映画などのサスペンス系映画独特の駆け引きや、大きなドンデン返しを期待した割りには、ストーリー展開的には、入り込みにくさもあるからか、それほど大した厚みのない映画ではありました。

 

 

ですが、とりあえず「映画を観てスカッとしたい!」と思っている人にはオススメの作品かも知れないですね。

 

 

ド派手なアクションと、スタイリッシュな演出、そして1980年代後半のベルリンの壁崩壊の時代にマッチした、当時の欧州ミュージック(更には、ついでにレズビアンシーン)でかなりノリノリになれる映画にはなっていましたね。

 

 

レズビアンの濡れ場シーンにはまさに目がテン状態でしたけれど。

 

 

 

ただ、そのアクション自体は、あの『ワンダーウーマン』のガル・ガドットの様なキレのある軽快な格闘というほどスタイリッシュでもなく、泥臭い肉弾戦の殴り合いどつき合いによる殺し合いにより、主演のシャーリーズ・セロン姐さんが満身創痍で、格闘に、もたつく姿が、逆にリアルにも映って良かったです。

 

 

まぁ、ストーリー展開自体は脇に置いておいて、今作のメインはあくまでも泥臭いアクション(&R15指定のレズビアンシーン)でした。

 

 

予告編動画にもある10数分間も殴り合ったり蹴り合ったりの撃ちまくったりの殺戮シーンは、やはり大きなスクリーンで観る価値有りかとも思いました。

 

 

 

また何よりも映画全編を通して背景に流れる1980年代に活躍したネーナやデヴィッド・ボウイやジョージ・マイケルなどの当時を反映した欧州ミュージックが実に心地よく、銃声や殴り合いの打撃音などが上手い具合に音楽に乗ってシンクロして、アクションとの相乗効果でガンガン気持ち良さのボルテージも上がって来ます。

 

 

難しいことを考えることなく「映画を観てスカッとしたい!」とお考えの人には、「考えるな!感じろ!」という考えの映画ファンには、この映画の挿入歌でもノリノリになれるので、オススメの映画かも知れないです。

 

 

少しだけネタバレになりますが、

一応、ドンデン返し的な脚本にはなっていましたが、観終わった後に考えますと、立っている登場人物の数がそんなにも多くない点から、消去法からも、誰が二重スパイ「サッチェル」だったのか察しはつくお話しでしたし、更なるドンデン返しも、ある種、少しは意外性はあるとは言え、かなり想定の範囲内でしたからね。

 

 

 

私的な評価としましては、

ちょうど映画を観てスカッとしたい!気分でしたので、ドンデン返し的なスパイ映画独特な駆け引きの面白さはイマイチでしたし、鑑賞時には、意味合いがよく分からなかったりしましたが、アメコミ映画の『ワンダーウーマン』の様な爽快なアクションとは異なりながらも、泥臭い殴り合いの接近戦のアクションが本当に凄くて、思わず、「うわっ!」って声を挙げそうになるのを口を塞いで止めたりした次第でした。

それ位に激しいアクションでしたが、シャーリーズ・セロン姐さんが大暴れしていて痛々しいながらもカッコ良い作品でした。

何よりも、背景に流れる1980年代当時の欧州ミュージックの数々が懐かしくて気分が良かったですね!

と言うことなどを勘案致しまして、五つ星評価としましては四つ星評価の★★★★(80点)くらいが相応しい作品かと思いました。

 

個人的には、アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ映画『ソルト』(2010年)よりも1980年代当時の音楽のセンスが良くて、痛快で面白かったですね!

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

【参考資料】

今作の大筋の流れを理解して観たい人向けに主な登場人物の紹介をしますと、

 

主な登場人物/キャスト

 

●イギリス秘密情報部 MI6

・ロレーン・ブロートン/シャーリーズ・セロン

 

 

MI6が誇る最強の女性スパイ。ロシア語に堪能で、窮地からの脱出、情報収集、戦闘の能力に長け、スパイリスト奪還の任務に挑む。

 

・デヴィッド・パーシヴァル/ジェームズ・マカヴォイ

 

 

MI6ベルリン支局の有能なエージェント。密命を帯びてやって来たロレーンを、真意不明の言動で惑わせていく。

 

・C(シー)/ジェームズ・フォークナー

 

グレイの上官にあたるMI6のチーフ。ロレーンに二重スパイ「サッチェル」の処刑を命じ、「誰も信じるな」という助言を与える。

 

・エリック・グレイ/トビー・ジョーンズ

 

MI6の諜報局主任。部下であるロレーンにスパイリスト奪還の指令を下すとともに、自らの保身を図る。

 

・ジェームズ・ガスコイン/サム・ハークレイブ

 

MI6の諜報員。スパイグラスからスパイリストを入手するが、KGBのバクティンに追い詰められて死亡。

かつてはロレーンと親密な関係にあった。

 

 

●アメリカ中央情報局 CIA

エメット・カーツフェルド/ジョン・グッドマン

 

MI6と連携するCIAの大物エージェント。ベルリンでロレーンに任務の遂行を念押しし、のちにMI6のグレイとともに彼女への尋問を行う。

 

●フランス対外治安総局 DGSE

・デルフィーヌ・ラサール/ソフィア・ブテラ

 

 

フランスの情報機関DGSEのスパイ。ロレーンとの熱い一夜を過ごし、パーシヴァルに関する情報を彼女に伝えようとするが・・・。

※映画「キングスマン」で両足ギロチンの悪役だった女優さんですが最近メキメキと頭角を現していますよね。

 

●東ドイツ国家保安省 シュタージ

スパイグラス/エディ・マーサン

 

 

シュタージの役人。スパイリストを敵国イギリスに流したことで身の危険を感じ、西側諸国への亡命を希望する。

※最近は「おみおくりの作法」の主演でも有名な英国人俳優エディ・マーサン。堅物役がよく似合います。

 

・メルケル/ビル・スカルスガルド

 

パーシヴァルのドイツ人協力者。

 

●ソ連国家保安委員会 KGB

・ブラモヴィッチ/ローラン・モラー

 

KGBのベルリン部隊を指揮する諜報員。スパイリストを奪って姿を眩ましたバクティンの行方を追っている。

 

・ユーリ・バクティン/ヨハネス・ヨハンソン

 

KGBの殺し屋。ガスコインからスパイリストを強奪するも、KGBに背いてそれを闇のマーケットに売りさばこうとする。

 

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

OST(オリジナルサウンドトラック盤)

 

 

 

 

●映画『アトミック・ブロンド』予告編

 

 

 

●David Bowie - Cat People (Putting out Fire) (Atomic Blonde Soundtrack)

 

 

 

 

●Nena - 99 Luftballons (Atomic Blonde Soundtrack)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

 

 

『スイス・アーミー・マン』(2016年) #ダニエル・ラドクリフ #大津アレックスシネマ

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前回のイオンシネマ京都桂川での『アトミック・ブロンド』の鑑賞の後に、映画館自体の場所を移動し、滋賀県大津市の大津アレックスシネマまでハシゴ鑑賞に出向いた、あの「ハリー・ポッター」シリーズで有名なダニエル・ラドクリフが、多機能なゾンビに扮し主役を務めた、異色作の映画『スイス・アーミー・マン』についてご紹介したいと思います。

 

 

「多機能十徳ゾンビと共にサバイバル(17.10/29・2D字幕版)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:SWISS ARMY MAN

製作年/国:2016年/アメリカ

配給:ポニーキャニオン

公式サイト:http://sam-movie.jp/

上映時間:97分

公開日:2017年9月22日(金)

監督:ダニエルズ(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート)

出演:

ダニエル・ラドクリフ、ポール・ダノ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、アントニア・リベロ、ティモシー・ユーリック、リチャード・グロス、マリカ・キャスティール、アンディー・ハル、アーロン・マーシャル、シェイン・キャルースほか

 

 

そもそも、この映画を観ようとした経緯は、『スイス・アーミー・マン』の予告編をこの劇場で観て、あのダニエル・ラドクリフ君が大真面目に、ゾンビ化した死体に扮し、その死体を道具として、サバイバルをする映画みたいなところが、「こんなん何でもありなんか?」と、不謹慎かもとは思いつつも、ついつい思わず大爆笑してしまい、そしてまた、もしや、これは<スイス・アーミー・ナイフ>の名で知られる、サバイバルに必要な<十徳ナイフ>をもじった人間という意味合いの邦題を付けた映画なんだろうか?と思っていましたところ、なんとアメリカの原題自体が、「スイス・アーミー・マン」そのままでした(笑)。

 

▲これがそのスイス・アーミー・ナイフ(十徳ナイフ)です。

 

 

即ち、<多機能十徳ナイフ>ならぬ<多機能十徳人間>を使った、青春サバイバル・アドベンチャー映画。いやファンタジー映画と言った方が正解なのかも??

と思い立ち、面白そうだったので観に行こうと思った次第でした。

 

 

 

2016年のサンダンス映画祭監督賞やシッチェス・カタロニア映画祭など、数々の映画祭で受賞に輝き、かなりの評判を呼んだ作品らしいですね。

無人島からのサバイバルするお話しの映画自体は、さして珍しくもないですが、この作品の場合は、かなりの異色作でしたね。

ゾンビ化した多機能な死体とは言え、半ば<死体遊び>に興じるのは不謹慎と思われる人もおられるでしょうし、ましてや余りにも突飛なお話し過ぎて好みを分けるに違いない映画でしょうね。

 

 

 

【解説】

「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが死体役を演じ、「リトル・ミス・サンシャイン」「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」などで知られるポール・ダノ扮する青年が、死体を使って無人島からの脱出を試みる様を描いた異色のサバイバル劇。

遭難して無人島に漂着した青年ハンクは、絶望して命を断とうとしたとき、波打ち際に男の死体が打ち上げられているのを発見する。

死体からはガス(オナラ)が出ており、浮力があることに気付いたハンクは意を決し、死体にまたがり無人島脱出を試みるが……。

CMディレクター出身の監督コンビ、ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(通称:ダニエルズ)の初長編作で、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭で受賞を重ねて話題を集めた。

共演に「10 クローバーフィールド・レーン」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

無人島に遭難したハンク(ポール・ダノ)が絶望の淵に貧している目の前に、1人の男の死体(ダニエル・ラドクリフ)が波打ち際に打ち上げられる。

 

 

一見、ただの死体と思っていたこの男には、ガス(オナラ)が出ており、浮力を持っていることに気付く。まさかと思ったのでしたが、そのオナラの出力は次第に強まり、死体が勢いよく沖へと動き出すではないか。

 

 

 

ハンクは意を決し、その死体に跨がるとジェットスキーの様に発進!乗りこなす事が出来たと思いきや、油断した際に転落し、溺れてしまう。

ハンクは気が付くとまたどこかの島の波打ち際に辿り着いていました。

 

 

無人島を脱出できた喜びも束の間、そこはまだ大自然の中で、スマホの電波が届かない上に、全く人の気配すらない。

途方に暮れつつも一緒に漂着した死体を連れてあてのない道程を歩き出すのでした。

 

 

大雨の降る夜が明けて、空腹と喉の渇きに参っていたハンクの目に飛び込んできたのは昨晩の雨を蓄えて、口から水道のように水を吐き出す死体の姿でした。

予想だにしない天の恵みにハンクは一命を取り留めるのでしたが、死体は「メ・・・ニー・・・。」と自らの名を名乗ったのでした。

 

 

このゾンビの様な、メニーはただ単なる死体ではなく、ジェットスキーにもなり、水筒にもなり、尖った歯がヒゲ剃りナイフにもなり、孤独をいやす会話も出来る、更に心を持った死体でした。

 

 

この後の展開は、ゾンビにしても死体であるのにも拘わらず、よく喋るメニー(ダニエル・ラドクリフ)の状態を見ても分かる様に、「非現実的な世界観」であり、そもそもは、誰しも心当たりがあるでしょうが、過去からある瞬間、逃げ出したくて一人きりになりたいとの思い一心で孤独になったのは良いものの、しかし、かと言って逃げ出しただけでは問題は解決しないのが常。

逃げたのはいいものの、実は、過去へ執着しているハンクはどこかでやり直したいと思っているはず。

その一連の様子を、ある種の寓話的に、ハンクとメニーによるサバイバル生活として描き出したのが今回のこの青春映画とも思えましたね。

 

その「非現実的な世界」にて、メニーというゾンビ化した死体は、孤独なハンクの相棒になるのでした。

 

 

力を合わせてハンクの<故郷>を目指す道中、ハンクが想いを寄せる女性サラ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)の存在を知ったメニーも同じく彼女を想い、<故郷>へ帰り、必ずや気持ちを伝えることを約束するのでした。ここに、ゾンビ化した死体との前代未聞の友情関係が誕生するのでした。

 

 

そして人生から逃げ出したハンクが、生きるために必要な事を、過去を失って一切何も知らない死体のメニーに、愛や孤独、マスターベーションといったこの世の中で大事な事柄を教えるのでした。

(この期に及んでも、相変わらず、お下劣な下ネタ多し・・・。)

手作りバスなどの秘密基地の中で、影絵などを用いて、このレクチャーするくだりが実に面白いし、女装姿に扮したチャーミングなポール・ダノが見られるのも面白かったですね。

 

また、話は変わりますが、ポール・ダノが何気に日本人の若手俳優の濱田岳さんに似てると思うのは、おそらく私だけではないでしょうね。

 

実に奇妙な寓話を演じているにせよ、2人(1人と死体1体という設定)の演技は見どころ満載でしたね。

 

 

そうこうするうちに、ハンクはゾンビ化したメニーの持つ特殊な能力に気付くのでした。

 

 

例えば、メニーの身体の「ある部位」は森で迷った時に、ニョキッと<故郷>を示すコンパス代わりになる。

或いは、あたかも、スイス・アーミー・ナイフ(十徳ナイフ)の如く、様々な機能を持つ、<スイス・アーミー・マン(多機能十徳ゾンビ)>のメニーはそのコンパス機能や、ナイフをはじめ、カッター、斧、マシンガン、火打ち石、シャワー。

 

 

果てはバーナーにジェット飛行と留まることを知らない特殊な機能を駆使して過酷な環境の中、困難を乗り越えて行くのでした。

 

※ここら辺りのくだりは、予告編画像をご覧になられると、その多機能十徳ゾンビばりの活躍がよくご理解頂けるかと思います。

 

果たして2人は無事に、大切な人が居る<故郷>に帰還することは出来るのでしょうか??

 

と言ったイントロダクションによる、青春サバイバル・アドベンチャー&ファンタジー映画でした。

 

 

▲通称:ダニエルズ監督のお二人。

 

独特で実験的な手作りタッチの映像美や躍動感溢れる音楽は、スパイク・ジョーンズやミシェル・ゴンドリーを思わせる風情がありましたが、監督のダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン(通称:ダニエルズ)はミシェル・ゴンドリーらと同じくMV(ミュージック・ビデオ)界でも有名なビデオディレクターの出身コンビらしく、それも頷けましたね。

音楽センスも凄く良かったですね。

 

●映画『スイス・アーミー・マン』予告編

 

 

ゲップよりもオナラには寛容な欧米人でも、流石にあそこまでオナラを強調すれば、さぞや引かれるでしょうし、お下劣な下ネタのオンパレードで、実際、サンダンス映画祭のプレミア上映でもお上品なセレブリティな映画関係者はたまりかねて退場されたらしく、その時以来、『スイス・アーミー・マン』は「死体がオナラをする映画」として広く知られるようになったらしいです(笑)。

 

こういったお下劣な下ネタ満載の映画でも面白いと思えるタイプの人でないと受け付けないかも知れないですが、今年一番の変わりダネ映画ということで、もしもあなたが映画好きを自称するほどでしたらば是非鑑賞を検討されても良いのではないでしょうか。

ただ間違っても、ウンチやオナラなどの言葉が大好きなクレヨンしんちゃんの様なお子さん達や、女の子とのデートムービーとして、何の事前の説明もなく観に連れて行くのは、やや危険かもしれないですね。

 

私も、女性のお友達と一緒に観に行きましたが、予告編を一緒に観て観に行こうとした相手だったにも拘わらず、全編鑑賞後には、「内容的に恥ずかしくて笑うに笑われん映画やったわ!(笑)」と、苦笑いしながら、評されてしまいました(汗)。

 

私的な評価としましては、

あのダニエル・ラドクリフ君の大熱演による十徳ナイフ的にゾンビ化した死体役の好演が非常に面白い映画でしたので、お下劣な下ネタ満載ではありましたが、ハンクの思い描く不思議な非現実的な夢想した世界観の中で、死体であるメニーとの友情が育まれる辺りも、すごく感動的でもあり、私は大好きな映画でした。

ですので、今年一番の変わりダネ映画ではありましたが、五つ星評価的にも四つ星評価の★★★★(80点)を付けても相応しいと思える、青春サバイバル・アドベンチャー&ファンタジー映画でした。

 

大津アレックスシネマの支配人さん。今回限定上映ながらも公開して下さり本当に有り難うございました。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

◎因みに、邦画の中にも、オナラのパワーで空を飛んで、汚物まみれのゾンビたちと戦う、スーパー女子高生を描いた、井口昇監督作品の『ゾンビアス』(2012年)というコメディアクション映画もありますが、あそこまでスカトロ趣味丸出しの映画ではないですけれどね(汗)。

 

 

 

●映画『ゾンビアス』予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※11/10(金)迄で、上映終了予定ですが、現在も、滋賀県大津市の琵琶湖の浜大津港そばに位置する、大津アレックスシネマにて、この『スイス・アーミー・マン』は絶賛上映中です。

 

京都府・滋賀県のお近くにお住まいで、ご興味が惹かれた映画ファンの御方は是非ご来館されたし。(※駐車場3時間無料サービス有り)

 

●大津アレックスシネマ:☎077-527-9616

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

 

『ドリーム』(2016年) #HIDDENFIGURES #イオンシネマ京都桂川

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今更ながらですが、10/1(日)に鑑賞に行った作品『ドリーム』が、なかなかの感動作でしたので、今回ご紹介させて頂きます。

 

この日は、10/1(日)の映画サービスデーでしたが、6スタンプが貯まった無料招待券(スタンプカード)×2枚分を活用し、イオンシネマ京都桂川にて、お友達と一緒に、朝イチの上映回から劇場鑑賞。

 

 

率直な感想としましては、

あの『ラ・ラ・ランド』を越える観客動員数の全米大ヒットを記録し、『ムーンライト』が作品賞を受賞した本年度アカデミー賞では作品賞、脚色賞、助演女優賞の3部門にノミネートされた実録ドラマでしたが、本来、この映画が作品賞を受賞していてもおかしくないくらいに、王道のサクセスストーリーであり、黒人人種差別・女性差別問題を扱いながらも、主人公三人の前向きなキャラクターとユーモア溢れる作風が実に爽快な感動を呼ぶ、まさに傑作でした。

 

本当に、観て良かったですし、先に鑑賞して本作をオススメして下さった御方々には本当に感謝の思いでいっぱいでした^_^

どうもご紹介下さり有り難うございました。

 

 

「Hidden Figures~知られざるヒロイン達~(17.10/1・2D字幕)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:HIDDEN FIGURES

製作年/国:2016年/アメリカ

配給:20世紀フォックス映画

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/

上映時間:127分

公開日:2017年9月29日(金)

監督:セオドア・メルフィ

出演:

タラジ・P・メンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケヴィン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ、キンバリー・クイン、グレン・パウエル、オルティス・ホッジほか

 

 

 

 

【解説】

1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いたドラマ。

 

ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリンは、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。

 

一方、ドロシーとメアリーもそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。

キャサリン役で「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のタラジ・P・ヘンソンが主演し、ドロシー役を「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のオクタビア・スペンサー、メアリー役を「ムーンライト」などにも出演している歌手のジャネール・モネイが演じた。

監督は「ヴィンセントが教えてくれたこと」のセオドア・メルフィ。

ミュージシャンのファレル・ウィリアムスが製作と音楽を担当。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

東西冷戦下の1961年、宇宙開発競争に米国・ソ連がしのぎを削っていた当時。

どちらの国が先に宇宙を制するかは国家の威信にもかかわる重大問題でした。

ロケット打ち上げには高度で複雑な計算式が不可欠なのは言うまでもない。

しかし、この当時は未だコンピューター(IBM)が世に登場する前であり、NASAにはそれらの計算を地道に行う計算手を集めた部署があった。

女性らによる計算係部門。

その中でも有色人種の黒人女性のみで構成された部署にキャサリンは所属していた。

 

 

本作では、NASAの宇宙計画を支えた黒人女性の三人を主人公としてスポットライトが当てられる。

 

 

当時は未だ公民権運動が始まったばかりで、未だ未だ人種差別が色濃かった時代背景にありながらも、黒人であり女性であるというだけで、卓越した頭脳と人一倍の仕事への熱意と誇りを持ちながら差別されてきた三人のNASAの専門職員の三者三様に白人や男性にしか許されなかった部門・部署に挑戦していく苦闘を分かり易く描き出す。

 

 

厳然たる差別に対して抗議することは、非常に勇気がいる。

先ずは仕事で成果を出し、自分の存在意義を多くの人に認めて貰わなければならない。さもなければ虐げられている者の声など、簡単に掻き消されてしまうだろう。

 

これは映画『42~世界を変えた男』(2013年)でも、黒人初のメジャーリーガーのジャッキー・ロビンソンを描いた作品でも同様な主題を掲げていましたね。

 


 

しかし、今作のNASAの専門職員の場合には、仕事に徹しようにも、黒人女性にとって、職場環境はとても厳しい状況にあったのでした。

 

 

黒人女性ばかりの部署から、ほぼ白人男性ばかりの宇宙特別研究本部のプロジェクトメンバーに抜擢されたキャサリンは、新しい職場のある建物内に、彼女が使えるトイレがない。

当時は人種隔離政策のために、白人と非白人とにトイレも分別されていて、彼女の部署がある建物には非白人用のトイレがなかったのでした。

このため彼女は生理現象が生じると、毎回、非白人用トイレのある800メートルも離れた建物に走らなければならなかった。自転車を使うことさえ許されない。

寸暇を惜しんで働かねばならない時に、トイレまで往復1.6キロの道のりを走らされるといった、あまりに過酷で、あまりにも理不尽な待遇を強いられていたのでした。

 

 

国家の一大事に、一体、同じ国民同士で、何を争っているのかと滑稽にも思えますが、その人種隔離政策をはじめ、女性蔑視は、それが当時の常識であって、かと言っても、それが部分的には改善しても、根本的には現在もほとんど何も解決していないようにも思える課題を照らしている。

 

 

メインの黒人女性三人(タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ)が抜群のアンサンブルを奏でるのは勿論ですが、この様なNASAの劣悪な職場環境を改善してくれる、理解ある寛容な上司役として、ケヴィン・コスナーも久々に良い役どころで好演。

 

 

ファレル・ウィリアムスの音楽が、その当時に流行っていた音楽の雰囲気を取り入れた書き下ろし曲で作品にリズム感をもたらし、決して暗くならないところもすごく良かったですね。

 

 

 

早速、私もこの作品のために書き下ろされたファレル・ウィリアムスの曲が収録されたオリジナルサウンドトラック盤を購入した次第です。

 

 

「HIDDEN FIGURES」という原題は直訳すると「隠された人たち」かな?。謂わば、日本語風に換言すると「縁の下の力持ち」ってところでしょうか?「FIGURES」って「数字」って意味でも使われることから、原題は、二つの意味を掛けたダブルミーニングな題名なんですよね。

その点では、邦題の『ドリーム』と決定に至るまでは、一度決定した副題を取り消すなど紆余曲折あったみたいですが、コレと言った良いタイトルはなかなか浮かばないものですね。

 

 

私的な評価としましては、

実話を脚色してはいるものの、NASAのマーキュリー計画など宇宙開発競争にあって、ロケット打ち上げに必要不可欠な”計算”を行う黒人女性たちの縁の下の力持ちたるヒロインたちを採り上げ、NASAの歴史的な偉業に貢献した彼女たちの知られざる真実を描き出した秀作であり、黒人であり更に女性であるという二重の差別を受けながらも、三者三様の前向きなキャラクターとユーモア溢れる作風が見事に尽きましたし、涙が溢れてくるほどに爽やかに感動させられましたね。

ですので、人間ドラマを描いた映画としては今年一番の出来栄えかとも思うくらいの感動作品であり、五つ星評価でも文句なしの★★★★★(100点)満点評価が相応しい映画と思いました。

 

 

※アフリカ系の女性が主人公の映画という事から、偏見の眼ではなくとも、本作を、ご自身の好き嫌いでご覧になられない映画ファンもお有りかも知れないですが、そういった垣根を取っ払って、百聞は一見にしかずで、是非ともご覧頂きたいオススメ映画ですね。

 

●映画『ドリーム』予告編A

 

 

 

●映画『ドリーム』特別映像:ファレル・ウィリアムス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

『シンクロナイズドモンスター』(2016年) #アン・ハサウェイ #Tジョイ京都 #怪獣映画

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今秋の話題作「マイティソー・バトルロイヤル」の公開日と、奇しくも同じ日の11/3(金・祝)に公開だったアン・ハサウェイ主演の変則的異色怪獣映画「シンクロナイズドモンスター」をTジョイ京都で鑑賞。

(その後、この日に、イオンシネマ京都桂川まで、映画館を移動し、「マイティソー・バトルロイヤル」2D字幕ATMOS上映をハシゴ鑑賞。)

 

先ずは、もう上映回数が少なくなって来ているみたいなので、取り急ぎ、そこそこ面白かったB級映画臭プンプンの異色怪獣映画「シンクロナイズドモンスター」をご紹介させて頂きます。

 

 

「プラダを着た悪魔」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ製作総指揮、主演を兼任したスペクタクルコメディの異色モンスター映画。都会のニューヨークで恋も仕事にも失敗し、故郷に舞い戻った負け組のヒロインが、何故かはるか遠くの韓国ソウルに現れた、巨大怪獣を操ることが出来る様になった事を契機に、自らの人生と世界の危機に立ち向かうさまを描いた奇想天外な作品。

 

 

「発想は満点。詰めの甘さが惜しい怪獣映画(17.11/3・2D字幕)」

ジャンル:SF/怪獣映画

原題:COLOSSAL

製作年/国:2016年/カナダ

配給:アルバトロス・フィルム

公式サイト:http://synchronized-monster.com/

上映時間:110分

公開日:2017年11月3日(金)

監督:ナチョ・ビガロンド

出演:

アン・ハサウェイ、ジェイソン・サダイキス、ダン・スティーヴンス、オースティン・ストウェル、ティム・ブレイク・ネルソンほか

 

 

 

【解説】

「プラダを着た悪魔」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ主演で、なぜか巨大怪獣を操ることができるようになった負け組の女性が、自らの人生と世界の危機に立ち向かう様を描いた異色モンスター映画。

ニューヨークで職を失い、毎晩のように酒に酔って暴走した挙句、同棲中の彼氏に追い出されてしまったグロリア。

すべてを失った彼女は生まれ育った故郷の田舎町に帰ってくる。

その一方、韓国ソウルで謎の大怪獣が出現したというニュースが世間を騒がせていた。テレビに映し出された怪獣の映像を見たグロリアは、ある異変に気づく。それは自分の動作が巨大怪獣の動きと見事にシンクロしているという驚きの事実だった。舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界を混乱に陥れるが……。

主人公のグロリアを演じるハサウェイは製作総指揮も務め、ジェイソン・サダイキス、ダン・スティーヴンス、オースティン・ストウェルらが脇を固める。

監督は「エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる」「ブラック・ハッカー」のナチョ・ビガロンド。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

 

お話しの流れ的には、

 

(▲目・鼻・口とパーツが大きい顔立ちだけど、アン・ハサウェイって、なにげに日本人モデルの森泉さんに似てるよね♡)

 

憧れの大都会のニューヨークでWebライターとして働いていたグロリア(アン・ハサウェイ)は、失業して以降、毎晩の様に酒に酔っては暴走。

 

 

ついには同棲中の恋人ティム(ダン・スティーヴンス)から、家を追い出されてしまう。

 

 

家も仕事も恋人までも失ったグロリアは、やむなく故郷の小さな田舎町に戻るのでした。

 

故郷で再会した幼馴染のオスカー(ジェイソン・サダイキス)が経営するバーで当面働くことにするのでした。

 

 

グロリアが新生活への一歩を踏み出す中、韓国のソウルに、突如巨大な怪獣が出現したという衝撃のニュースが世界各国を駆け巡るのでした。

 

 

テレビに映し出されたその衝撃映像に誰もが騒然とする中、グロリアはただ1人、ある異変に気付くのでした。

 

(▲やたらと驚き顔の演技が上手くて逆に驚かされましたね♡)

 

「この怪獣、私と全く同じ動きをしている・・・!?」。

何故だか怪獣は、グロリアとシンクロしていたのでした。

 

 

ついつい舞い上がったグロリアは、怪獣を操り、韓国のソウルの街を更なる混乱に陥れるのでした。

 

 

だがそこに<新たなる存在>が立ちはだかるのでした・・・!!!

 

 

 

 

率直な感想と致しましては、

読者登録させて頂いております、映画ブロガーのHAL2017さんの「2016年からの映画の旅」のブログ記事と、ほぼ全く同じ様な意見になってしまいと言うか、ほぼご意見を丸ごと参考にさせて頂いた様な感じになってしまいますが、誠に恐縮なのですが、以下に感想を書き記したいと思います。

 

私の場合には、予告編を観て、あのアン・ハサウェイが怪獣とシンクロするというアイデアが実に斬新だったので凄く興味が惹かれて鑑賞に出向きました。

 

 

ただ、鑑賞するに当たっての疑問点として、HAL2017さんと同じく関心事は大きく2点。

「何故に怪獣と言えば日本の東京に出現するのが一般的なのに、今作の怪獣の出現はソウル(韓国)なのか?」、また、「一体この映画ではどういう風に決着を付けるのか?」という点に着目して観ていました。

 

※その着目点については、少々ネタバレになるので、後で触れさせて頂きます。

 

本作のアイデアが斬新な点としましては、

先ず、怪獣と直接対峙して被害を被っている現地の人々ではなく、主には、それをテレビなどの媒体を通して見ている他国の人々を描いている点が斬新でしたね。

 

また、グロリアの実家の近所の公園の中のみが、韓国のソウルとシンクロしていて、そこでのみグロリアが怪獣とシンクロするという設定もなかなか良かったでしたね^_^

 

※でも、グロリアが当初シンクロに気が付いたのは実家の家の中だった点は、辻褄が合わなくなるので、脚本上、上手く練れてなかったのではと思われましたね。

 

 

そして、低予算映画だからなのか、怪獣が出て来るシーンは思いの外短いのですが、その代わり、公園でグロリアが歩いたり転んだりする時に「ドスン!ドスン!」といった怪獣が歩くような効果音を付けたり、背景に人々の悲鳴を流すことで、映画を観ている観客に、ソウルでの惨状を想起させるように仕向けている演出効果が凄く良かったでしたね!

 

 

 

 

 

 

※ここから少々ネタバレになります。

ですので、鑑賞前に、真っ新な状態でご覧になられたい御方々はこれより以下はお目をお通しされないで下さいませ。

 

 

 

 

 

 

更に、公園に入ったオスカーが、ソウルにロボットとして出現するまでは、本当に面白く観られました。

 

 

 

 

 

中盤、ティムがグロリアの田舎までやって来て、男女の三角関係的な話になってしまう辺りから、怪獣やロボットがなおざりになってしまうのが残念でしたね。

 

(▲ティム役は『美女と野獣』の野獣役のダン・スティーヴンス)

 

 

 

また、ティムや、オスカー自身の友人に向けてのグロリアに対するジェラシー(嫉妬心)からだとは思うのですが、酒に酔い潰れているとは言え、オスカーの突然な極端な豹変振りは正直唐突過ぎましたし、常軌を逸していた様にも思えてならなかったですね。

 

 

終盤に、25年前にソウルに初めて怪獣が現れた時、公園の元々あった場所で、幼いグロリアとオスカーに何があったのかが描かれる点は、少々無理があるというご意見もあるようですが、私は、この点は、合点はいきました。

 

 

ただ、それ以上に、何故に、そもそも論として、あんなにも簡単に、ヒロインが自分自身と怪獣とのシンクロに気付き、すんなりと認識したのかといった、その方が不思議でしたね。

 

 

 

 

とは言え、ラストは「そうきたか!」とばかりの展開で面白かったでしたね。

 

 

 

本当に、発想(アイデア)的には、本当に面白い設定でしたので、あともう少し詰めを丁寧に、工夫次第で、B級映画臭プンプンながらも傑作にも成り得るだけの面白さを秘めた映画だっただけに、中盤から後半にかけて、怪獣やロボットを放ったらかし状態にしたお話しの流れが悔やまれましたね。

 

ところで、「何故にソウル(韓国)に出現するのか?」という点。

 

これに関しては、映画ブロガーのHAL2017さん調べとして、

Wikipediaによりますと、

 

20155月、撮影に先立ってトラブルが発生した。ヴォルテージ・ピクチャーズはゴジラの画像を出資者向けの書類に掲載していたが、東宝に画像の使用許可を取っていなかった。そのため、東宝はヴォルテージ・ピクチャーズに対して訴訟を起こした。両社が和解に至ったのは10月のことであった。”

Wikipediaより抜粋)

 

と、ありましたようです。

 

 

要するに<オトナの事情>みたいですね。

 

私は、東京など日本でのロケの撮影許可が下りなかったので、今回ソウルにしていたのかと勝手に思っていましたが、ゴジラの画像を無断使用していたというのは東宝が怒っても致し方ないのですが、しかしながら、和解が成立したのであれば、和解内容にもよりますが、そのまま東京に出現する設定としても良かったのではとも思いましたね。

 

私は、劇中に、葛飾北斎のグレートウェーブの画が施されたノートPCや「お布団(フトンと日本語で発音)が最高!」とグロリアとオスカーが会話するシーンも描写されていましたが、この訴訟などの経緯を鑑みますと、製作側が、韓国の文化と日本文化とのアジア圏の文化自体を、ごっちゃ混ぜになっていたのとは違ったみたいですね。

むしろ、この演出にて、ゴジラの東宝に対する謝罪の意を表している。或いは、怪獣を日本での出現させたかったとの心残りがあるのかも知れないと思われましたね。

 

 

私的な評価としましては、

<オトナの事情>のため致し方ないのでしょうが、出来れば、是非、日本を怪獣の出現の舞台に設定して欲しかったですね。

映画自体は発想の点では満点でしたが、お話しの流れ的に詰めが甘いのがやや難点でしたので、もうちょっと工夫して私をも唸らせて欲しかったですね。

ですので、五つ星評価的には四つ星評価の★★★★(80点)ほどの評価が相応しい作品かと思いました。

 

怪獣好き映画ファンでなくても、そこそこオススメの映画です(^^)v

 

●映画『シンクロナイズドモンスター』予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年) #マイティソー #ロキ #イオンシネマ京都桂川

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11/3(金・祝)に、Tジョイ京都で『シンクロナイズドモンスター』を鑑賞した後、この秋の真打ちの作品と言っていい、MCU作品のマイティ・ソーを主人公にしたSFアクション映画の第三作目の『マイティ・ソー バトルロイヤル』の2D字幕版ATMOS上映を観るべく、映画館自体を移動して、イオンシネマ京都桂川にて、公開初日にハシゴ鑑賞。

 

 

 

率直な感想としましては、

まさにマーベル映画史上最高のコメディ映画の様でしたね(笑)。

本当に面白かったでしたね^_^

思わず、声を出して笑ってしまいましたもん。

 

ソーとロキの義兄弟による掛け合い漫才の様なコンビによる会話の面白さは、コミコンの<同人誌>などでの格好のネタなのですが、それを今回は、公式に映画の劇中で行ってしまう辺り、ハルクも含めて、コメディ要素が満載な今作の特徴であり最大の魅力と言っていいかも知れないでしたね。

 

 

そして、原題のRAGNAROK(ラグナロク)を邦題に変更する際に、またもや場外からも意見が飛び交う場外乱闘が繰り広げられた様ですが、再三予告編で流されていた、コロシアムで相手を殺すまで戦う様子から『バトルロイヤル』という邦題の副題の着想を得たのかも知れないのですが、そもそも論として、<バトルロイヤル>とは、複数の人数が戦い最後まで残った一名を勝者とする試合形式であり、1対1の死闘を表す言葉ではないはず。

あまりにも単に言葉の語呂や雰囲気で付けた様な副題でいただけない。

とは言え、もう決定稿の邦題に関して四の五の言うつもりはないですが、原題のRAGNAROK(ラグナロク)は知っての通り、北欧神話における<終末の日>を指す言葉であることからも、もうそれならば原題のままでも良かったのではと少々悔やまれましたね。

 

 

「移民の歌(17.11/3・2D字幕版ATMOS上映)」

ジャンル:SFアクション映画

原題:THOR RAGNAROK

製作年/国:2017年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/thor-br.html

上映時間:131分

公開日:2017年11月3日(金)

監督:タイカ・ワイティティ

出演:

クリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストン、ケイト・ブランシェット、イドリス・エルバ、ジェフ・ゴールドブラム、テッサ・トンプソン、カール・アーバン、マーク・ラファロ、アンソニー・ホプキンスほか

 

 

 

【解説】

マーベルコミックのヒーローが集う「アベンジャーズ」シリーズにも参戦している、クリス・ヘムズワース扮する雷神ソーの活躍を描いた「マイティ・ソー」シリーズ第3作。

人工知能ウルトロンとアベンジャーズとの戦いから2年、アスガルドを追放された父オーディンを捜しにニューヨークへやってきたソーだったが、突如として現れた強大な敵ヘラによって宇宙の果ての惑星に飛ばされてしまう。

その星で行われていた格闘大会に出場させられたソーは、対戦相手として盟友ハルクと再会。危機を乗り切った2人はヘラを倒すためアスガルドへ向かい、わけありの女戦士ヴァルキリー、そして宿敵であるロキも仲間に加え、チームを組んでヘラに挑むが……。

ソー役のヘムズワースのほか、義弟ロキ役のトム・ヒドルストン、父オーディン役のアンソニー・ホプキンスらが続投し、「ドクター・ストレンジ」のベネディクト・カンバーバッチも出演。ヘラ役は、オスカー女優のケイト・ブランシェットが演じている。

ニュージーランド出身でコメディアン、俳優、映画監督と幅広く活躍し、「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」で注目されたタイカ・ワイティティがメガホンをとった。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

ソーの邪悪な死の神である実姉ヘラの登場で、RAGNAROK(ラグナロク)、即ち、文字通り結末に向かうアスガルドをソーが如何に救うのかが語られる、宇宙を揺るがす壮大なる姉弟喧嘩についてのお話。

 

 

具体的なお話しの流れ的には、

 

炎の巨人スルトを倒したソー(クリス・ヘムズワース)が故郷のアスガルドに帰還すると、義弟のロキ(トム・ヒドルストン)が、父であり国王であったオーディン(アンソニー・ホプキンス)を追放して国王に化けて統治していた。

それを知り怒ったソーはロキを連れてNYまで、オーディンに捜しに出向くのでしたが、死期を迎えつつあるオーディンは、彼らの目の前で消滅し、そこへこれまで封印されてきたはずのオーディンの最初の子であり死の女神である実姉ヘラ(ケイト・ブランシェット)が現れ、ソーとロキに服従を迫るのでした。

 

 

断ったソーは反撃するのですが、ヘラは彼以外持ち上げる事が不可能なはずの最強のハンマー(ムジョルニア)を破壊し、二人を宇宙の果てにある逃げ場のない惑星サカールへと吹き飛ばしてしまうのでした。

 

 

ヘラの強襲に手も足も出ず、宇宙の果てにある惑星サカールへと飛ばされたソー。

武器を持たない彼は、手練れの女賞金稼ぎ・ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)に捕まり、闘技コンテスト出場者として主催者の独裁者たるグランドマスターに差し出されてしまう。

 

▲惑星サカールの独裁者グランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)

 

 

 

 

闘技コンテストに強制参加させられたソーは、そこでアベンジャーズの盟友だったハルクと再会!

 

 

だが2年間もの間、緑色の大男のモンスター姿のままのハルクは、ソーを思い出すことが出来ず、2人は直接対決することに。

 

 

※この「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のラストで戦闘機に乗って、去って行ったブルース・バナー(ハルク)のその後の出来事など、「シビル・ウォー/キャプテンアメリカ」での<不在>の2年間の時間を今回のドラマで上手く補完している点も見事でしたね。

 

 

ソーとハルクが熾烈なバトルを繰り広げるなか、一方、軍隊を引き連れてアスガルドに攻め込むヘラ。アスガルドの偽りの文明を滅ぼし、宇宙の支配権を我が物にしようと試みるのでした。

 

 

 

ヘラの言葉に素直に従わない、ソーの腹心のホーガン(浅野忠信さん)達は、次々とヘラに倒されていくのでした。

 

 

世界の終末の到来を阻止すべく、ソーは、緑色のモンスターのハルクの姿から元に戻ったブルース・バナー博士(マーク・ラファロ)に協力を仰ぎ、惑星サカールを脱出し、一路、アスガルドへと急ぐのでした。

 

 

 

※緑色の大男ハルクから元の姿に戻ったブルース・バナー博士は、着る服がなかったので、戦闘機の中にあった、トニー・スターク(アイアンマン)の普段着の衣装を拝借するのですが、そのTシャツが、何気に、1980年代に大ヒットしたDuran Duran(デュランデュラン)のRIO(リオ)のアルバムのジャケット写真というのが意味深で、面白かったりと小ネタ満載なところもツボでした。

 

 

そこへ裏切りの王子ことロキ(トム・ヒドルストン)と、賞金稼ぎをしていた元女戦士・ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)の2人が加わり、アベンジャーズならぬ、新チーム<リベンジャーズ>が結成されたのでした。

 

 

と言ったイントロダクションのお話しでした。

 

MCU作品のマイティソーのシリーズ第3弾!実に面白かったです!

 

前2作が、アベンジャーズの中でも、北欧神話の神様達のお話しと言うことから、少々暗い印象を受けたり、お伽話的でもありましたが、ソーの義弟であり、アベンジャーズでは悪役だった裏切り者のロキがいる重要な位置な割りには、何故だかアベンジャーズ全体から見るとリンク感が薄かった、「マイティ・ソー」シリーズ。

 

今回は、かなり笑えましたし、兎に角、キャラがよく喋る。

これこそが、コメディアン出身のタイカ・ワイティティ監督の持ち味とは言え、これまでの前2作を観てきたイメージを持って臨むと、座席からズッコケて落ちるかも知れないほどでしたね^_^

 

 

元々コミカルなキャラクターでユーモアも溢れるソーはともかくとして、『アベンジャーズ』の時のロキは一体何だったのかと首を傾げたくなるほど、秋の空の如く、あまりにも移ろいやすいキャラクター設定には、逆に腹を抱えて笑ってしまいましたよね。

 

 

新規加入の女戦士ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)の運動能力も凄かったですね。

 

 

邪悪な死の女神ヘラを演じたケイト・ブランシェットの威厳はバッチリ。

 

 

作品の肝は最終盤のバックに流れるレッド・ツェッペリンが歌う<移民の歌>。

監督がジミー・ペイジに懇願してようやく使用許可を取り付けただけのことはありましたね。

この曲自体が、この作品の主題や内容を如実に表していました。

 

観客も皆、感じていたことでしょうが、これは欧米で吹き荒れる移民排斥運動に対する警鐘とは決して無関係な演出ではないでしょうね。

 

「わははッ!」と思わず声を出して大笑いしながらも、最後には胸アツで胸が詰まってしまうシーンには、ハッキリとメリハリがついていて良かったと思いましたね。

 

 

更に、最強ヒーローチームが集結する『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が2018年4月27日に公開予定ですが、『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』には出なかったソーとハルクも復帰するので、今作が直接連結した物語であることは間違いないみたいでしたし、来たる『インフィニティ・ウォー』には、今作と同じく、ドクター・ストレンジに加えて、スパイダーマン、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々まで加わる予定らしく、空前のスケールで物語が展開することになりそうですね。

 

 

私的な感想としましては、

マーベル映画史上最高のコメディ映画であり、締めるところはキッチリと締めて、胸アツで胸がついつい詰まってしまうほどの興奮が得られた映画でしたね。

極上のエンタメSFアクション映画に仕上がっていたと思います。

「アトミック・ブロンド」もそうでしたが、この映画こそ、何も考えずに「スカッとしたい!」という気分の人が観れば最適な映画かと思いました次第です。

ですので、五つ星評価的でも文句なしの★★★★★(100点)満点評価が相応しい作品かと思いました。

 

●映画『マイティソーバトルロイヤル』日本版予告

 

 

 

●Thor Ragnarok Soundtrack: Trailer Song/Music/Theme Song(移民の歌)

 

 

 

 

 

 

 

 

▲品切れになるかと思いましたが、どうにか特別版パンフレットもGET出来ました(^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017年に劇場鑑賞した映画たち&良いお年を!!!

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もう気が付けば大晦日の午後というのに、今月の師走は、結局、1回もブログ更新もせずにスッカリとサボってしまっていましたので、どうにか最後のあがきみたいなものですが、大晦日に、今年を振り返って、2017年に劇場鑑賞した映画たちを、月毎に並べて、リスト化しておきたいと思います。

 

※尚、因みに、

★印が私的なベスト10

☆印が私的なベスト20~11位

 

【1月】5本+※2回目鑑賞1本

1.アニメ「この世界の片隅に」(※2016年から2回目鑑賞・ULTIRA)

2.洋画「ダーティ・グランパ」

3.邦画「本能寺ホテル」

4.洋画「沈黙ーサイレンスー」☆

5.洋画「ドクター・ストレンジ」3D字幕ATMOS上映

6.洋画「僕と世界の方程式」☆

 

【2月】9本

7.洋画「スノーデン」

8.邦画「キセキーあの日のソビトー」

9.洋画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」☆

10.洋画「マグニフィセント・セブン」

11.邦画「君と100回目の恋」

12.洋画「マリアンヌ」

13.洋画「ナイスガイズ!」☆

14.洋画「ラ・ラ・ランド」2D字幕DOLBYATMOS上映

15.洋画「素晴らしきかな、人生」

 

【3月】4本

16.洋画「WeAreX」:海外製作のXJAPANのドキュメンタリー★

17.洋画「クリミナル/2人の記憶を持つ男」

18.アニメ「モアナと伝説の海」2D吹替ULTIRA上映

19.アニメ「SING/シング」2D字幕ULTIRA上映☆

 

【4月】9本

20.アニメ「レゴバットマン・ザ・ムービー」2D吹替

21.洋画「LION/ライオン・25年目のただいま」

22.洋画「ゴースト・イン・ザ・シェル」2D字幕☆

23.洋画「ジャッキー/ファーストレディ最後の使命」

24.洋画「ムーンライト」

25.洋画「キングコング髑髏島の巨神」2D字幕

26.邦画「3月のライオン」前編

27.邦画「3月のライオン」後編

28.洋画「美女と野獣」2D字幕DOLBYATMOS上映

 

【5月】5本

29.洋画「ワイルドスピードICEBREAK」2D字幕ULTIRA上映

30.洋画「ガーディアンズオブギャラクシーリミックス」3D字幕DOLBYATMOS上映★

31.邦画「追憶」

32.洋画「メッセージ」2D字幕★

33.邦画「光」※河瀨直美監督

 

【6月】7本+※2回目1本

34.洋画「LOGAN/ローガン」2D字幕ULTIRA上映★

35.邦画「ちょっと今から仕事やめてくる」

36.邦画「美しい星」

37.洋画「I AM YOUR FATHER」※ダースベイダー俳優の秘話

38.洋画「キング・アーサー」2D字幕

39.洋画「ガーディアンズオブギャラクシーリミックス」(※2回目・2D字幕)

40.洋画「ハクソー・リッジ」2D字幕ULTIRA上映

41.洋画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」2D字幕

 

【7月】8本

42.洋画「パイレーツオブカリビアン/最後の海賊」4DX3D字幕

43.アニメ「メアリと魔法の花」

44.アニメ「カーズ/クロスロード」2D吹替

45.洋画「ジョン・ウィック:チャプター2」

46.アニメ「怪盗グルーのミニオン大脱走」2D吹替

47.邦画「東京喰種/トーキョーグール」

48.邦画「心が叫びたがってるんだ。」

49.邦画「君の膵臓を食べたい」

 

【8月】2本

50.洋画「スパイダーマン:ホームカミング」2D字幕

51.洋画「ベイビー・ドライバー」2D字幕

 

【9月】7本

52.邦画「関ヶ原」

53.洋画「ワンダーウーマン」2D字幕DOLBYATMOS・ULTIRA上映

54.洋画「ダンケルク」2D字幕☆

55.邦画「三度目の殺人」

56.邦画「散歩する侵略者」

57.洋画「スクランブル」2D字幕

58.邦画「亜人」2D字幕ULTIRA上映

 

【10月】8本+※2回目1本

59.洋画「ドリーム/HIDDEN FIGURES」★

60.洋画「僕のワンダフルライフ」

61.洋画「ベイビー・ドライバー」(※2回目・4DX2D字幕)★

62.洋画「あしたは最高の始まり」

63.洋画「猿の惑星:聖戦記」2D字幕

64.邦画「ミックス。」☆

65.洋画「バリー・シール/アメリカをはめた男」

66.洋画「アトミック・ブロンド」

67.洋画「スイス・アーミーマン」

 

【11月】9本

68.洋画「シンクロナイズドモンスター」

69.洋画「マイティ ソー・バトルロイヤル」2D字幕DOLBYATMOS上映★

70.洋画「ブレードランナー2049」2D字幕DOLBYATMOS・ULTIRA上映★

71.アニメ「ゴッホ~最期の手紙~」2D吹替☆

72.アニメ「KUBO/クボ二本の弦の秘密」2D字幕☆

73.洋画「DARK STAR/H・R・ギーガーの世界」

74.洋画「ジャスティスリーグ」2D字幕DOLBYATMOS・ULTIRA上映

75.洋画「gifted/ギフテッド」★

76.洋画「ローガン・ラッキー」

 

【12月】8本+※試写会1本+2回目1本

77.邦画「火花」

78.洋画「IT/イット"それが見えたら、終わり”」

79.洋画「すばらしき映画音楽たち」2D字幕☆

80.洋画「オリエント急行殺人事件」2D字幕

81.洋画「ターミネーター2・3D」(※最新版4DX3D字幕体験試写会)☆

82.洋画「スターウォーズ/最後のジェダイ」最新版4DX3D字幕★

83.洋画「スターウォーズ/最後のジェダイ」(※2回目鑑賞・2D字幕DOLBYATMOS・ULTIRA上映)

84.邦画「8年越しの花嫁・奇跡の実話」

85.邦画「DESTINY鎌倉ものがたり」

86.洋画「猫が教えてくれたこと」

 

計:新作81本+2回目鑑賞5本+最新4DX体験試写会1回=86本

 

結局、2017年は、2016年の新作71本を10本も上回る本数を劇場鑑賞しました。

 

ユナイテッド・シネマ大津(滋賀県大津市)にオープンした最新型4DXが新規に熱風効果も備えた方式の4DXですので、今後、来年は、このシネコンでの4DX体験が増しそうですね^_^

 

今月の12/1には、会員になっている、単館系ミニシアターの「京都みなみ会館」さんが来年3月で一旦閉館になってしまうという衝撃のニュースが京都市内のみならず関西各地の映画ファンの元に流れたり、また、その逆に、今月の12/28には、クラウドファンディングにて、少しばかりですが私も協賛させて頂いております、旧・立誠シネマさんが出町枡形商店街の中に移転して再出発された「出町座」さんがオープンされるなど、また映画を観る選択肢が増えるという愉しみも出来ました。

 

ただ来年以降は、私的には、お財布事情的にも、もう少し映画の鑑賞本数を絞って観ていかないといけないかも知れないですね。

 

で、2017年の私的なベスト5は、以下の通り。

 

①ガーディアンズオブギャラクシー:リミックス(原題:GotG Vol.2)

 

 

②ドリーム(原題:HIDDEN FIGURES)

 

 

③ブレードランナー2049

 

 

④スターウォーズ・エピソード8/最後のジェダイ

 

 

⑤gifted/ギフテッド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年1年も、Twitter・Amebaブログではお世話になりました。

来年も皆様方にとって良い映画ライフを過ごせる素晴らしい1年である様にと祈念致しております。

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。


Happy New Year 2018

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新年、明けましておめでとうございます。

新年のご挨拶が暫し遅れましたが、久しくお酒を断っている中、元日に、小さなお猪口の御神酒を飲んだのですが、普段、お酒を飲まずに下戸状態にあるためか、悪酔いしてしまい、昨日、本日と初詣に行く事もなく、自宅に籠もって、今日1月2日は、大ヒットドラマ「逃げ恥」の再放送をTV鑑賞していた次第です。

 

私事ですが、昨年から実弟が離婚し実家に居候しており、その上、玄関先をバイクのヘルメットの置き場にしたりしているために、お正月らしい花飾りも出来ない状態で、また、高価なおせち料理も、母親からも「恥ずかしいから写真に撮らんといて!」と怒られてしまっていますので、お正月らしい画像はひとつも載せられませんので、このアメーバピグの年賀状イラスト画像で我慢して下されば幸いです。

 

 

今年もどうかよろしくお願いいたします。

 

平成30年 戌年 初春

 

 

結局、年末にレンタルしていた「スターウォーズ/フォースの覚醒」のDVDはちゃんと観ずに返却せざるを得なかったので、大晦日に、再度レンタルしてきたので、もう一度DVDで「フォースの覚醒」を観て復習した後に、「スターウォーズ/最後のジェダイ」の3回目の鑑賞に行って来たいと思っています。

 

 

 

※また、コメント欄はいつもの様に開けていますので、「いいね!」共々、どしどしとコメントもお寄せ下さいますれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

年末年始は、実は、リアルタイムでは、ほとんどの放送回を観逃してしまっていた、TBS/MBS系列の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(略称:逃げ恥)の再放送があるので、欠かさずTV鑑賞していますが、関西キー局のMBS毎日放送は、実に、変則的な放送スケジュールで、12/29(金)に第1話・第2話を放送するなど、一挙放送とは名ばかりなので、関東のTBS系列と同じく、12/30(土)・31(日)での2日間の再放送と思って観逃してしまった人も多いそうですね。

 

 

改めて観ると、色んな番組などのオマージュやパロディがふんだんに盛り込まれていて、すごく面白いドラマですね(^^)v

 

 

それと、12/29(金)の夕方からの再放送は、カーナビのTVで流しながら鑑賞していて、彼女の甥っ子さんがエンディング曲「恋」での「逃げ恥・恋ダンス」のところで、一緒になって車内で歌ったりしていて楽しかったですね。

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

「ターミネーター2・3D」4DX体験試写会(2017年) #ユナイテッド・シネマ大津 #4DX

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今更ながらの報告で恐縮ですが、昨年の12/14(木)、奇遇にも、播州赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日に、ユナイテッド・シネマ大津4DXオープン記念「ターミネーター2・3D」4DX体験試写会が実施される事を、試写会応募締切までに、旧大津PARCOビルの屋外掲示板で「滋賀県4DX初上陸」というポスターを偶然に見掛け、慌ててユナイテッド・シネマ大津の公式サイトで確認し、今回の試写会に応募して見事当選。

 

 

※これと同じポスターが屋外掲示板に貼ってあったので、旧大津PARCOビルのそばの湖岸道路を通過する際に、信号待ちや渋滞時に「4DX滋賀県初上陸」の大きな文字に目が惹かれて、公式サイトを確認して、試写会応募に至りました次第でした。

 

その日は、彼女も年次休暇を取得出来たので、当日は、お昼から、試写会会場のユナイテッド・シネマ大津からもそれ程に遠くない、イオンシネマ草津にて、先ずは「オリエント急行殺人事件」を鑑賞後、夜の部の4DX体験試写会に、ハシゴをして参加させて頂きました。

 

 

 

昨年夏の旧大津PARCOの閉店後、紆余曲折を経て、大津PARCO跡地には、食品スーパーを中心とした滋賀県を地盤とする地元スーパーの平和堂が入居する事に決定しましたとの新聞報道を目にしました。

 

但しながらも、旧大津PARCOビルの7階に残ったユナイテッド・シネマ大津の施設自体が老朽化してきている上に、今後、テナントビル自体が食品スーパー中心のビルになってしまうとテナントビル全体のシャワー効果が発揮出来ないため、集客効果も見込みづらく、これでは、いま流行りの音響効果に拘ったIMAXやULTIRAスクリーンなどや4DXなどの最新鋭の施設を本格的に導入するなどのテコ入れが必要かもしれない旨の危機感ならびに改善を募るツイートをTwitterでも流させて頂いていましたが、まさか本当に4DXの設備を導入されるとは思ってもみなかったので驚きでしたね。

 

 

 

 

「ターミネーター2・3D」自体は、今回の3D化に伴い、新たに4K映像にクリアに改善が施され、昨年の8/11(金・祝)より世界最速上映され、その後、「ターミネーター2・3D」4DXが11/18(土)から4DX設備のある全国のシネコンで上映されていたのを、滋賀県大津市のユナイテッド・シネマ大津の4DX導入のお披露目作品として体験試写会の作品として上映された訳ですが、当初は何故、新作映画などではなく、過去の名画である、この作品「ターミネーター2」にしたのか、その意図が明確にはイマイチ分からなかった次第でした。

 

 

ただ、開映して「ターミネーター2」のお話しが進むにつれて、実はこの滋賀県大津市のユナイテッド・シネマ大津が導入した4DX設備が実は最新鋭の設備だと知ることのなるのでした。

 

 

「熱風効果が凄い最新鋭4DX設備に感激!(17.12/14・試写会)」

ジャンル:SF/アクション

原題:TERMINATOR 2:JUDGMENT DAY 3D

製作年/国:2017年/アメリカ

配給:キノフィルムズ

公式サイト:http://t2-3d.jp/

上映時間:137分

公開日:2017年8月11日(金) ※4DX:2017年11月18日(土)

監督:ジェームズ・キャメロン

キャスト:

アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック、ジョー・モートン
 

PG12

 

 

 

【解説】

「タイタニック」「アバタ―」のジェームズ・キャメロン監督の代表作で、アーノルド・シュワルツェネッガーの主演で大ヒットを記録した「ターミネーター2」(1991)を、「タイタニック」の3D化も担当したチームにより全編3D化。サラ・コナーとターミネーターの死闘から10年。サラは1997年8月29日に核戦争(審判の日)によって人類が滅亡の危機を迎えることを人びとに訴えようとするが、精神病患者として警察病院へ収監され、息子のジョンは養父母に引き取られていた。未来の鍵を握るジョン・コナーを追って、10年前と同モデルのT-800型、液体金属によりあらゆるものに変形が可能な最新モデルT-1000型の2体のターミネーターが時空を超えて送り込まれる。2体はほぼ同時にジョンを発見し、ジョンに襲いかかるT-1000からジョンを救ったのはサラを襲ったT-800のターミネーターだった。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

※季節外れながらも、「パディントン2」のXmasツリーもどうぞ!

 

お話しの流れは、【解説】にある通りなのですが、3D効果自体は、観ているうちに見慣れてくるせいか、それ程に期待するほどの遠近感は感じられなかったですが、既に4DXを導入済みのイオンシネマ京都桂川で、もう十数回くらい何度も体験している4DX効果と比べますと、その他の4DX効果がエアー噴射や振動はやや甘め過ぎて物足りなかったり、水飛沫や雨水の効果は量が多すぎてビショビショになったりと、そんな事もあるかと予想して、タオルを事前に持参してきただけあって幸いにして着替えが必要なくらいにはならなかったのですが、エアー噴射関連の強さが甘い割りには、水飛沫などの水周り関連が凄い勢いでしたので、しばらくは微調整が必要でしょうね。

 

 

 

 

ただ、今回のユナイテッド・シネマ大津の導入したのは最新鋭の4DX設備であることを、この瞬間に感じ取ったのですが、爆風などの風の効果のみならず、首筋の後ろから熱い熱風の効果が得られて、爆発した後に、熱が伝わるので、より臨場感がありましたね。

 

 

 

 

 

 

あと、爆風と共に凄い熱い熱風効果を後部ヘッドレスト辺りから首筋に受けた効果が絶大だったシーンでは、”審判の日”と呼ばれる、人工知能によるマシーンに、一斉に核爆弾のスイッチが押されてしまい、人類が焼け野原で燃え尽きてしまう悪夢を見るサラ・コナーの描写のシーンが凄かったですね。

 

 

あと、PART1でT-800型ターミネーターの残していた片腕のパーツなどを、隠れて開発していたコンピュータ開発の企業のビルを今作で大爆破させるシーンも、凄く温かい熱風効果がありましたね。

 

 

 

 

 

 

また、最後の溶鉱炉の場面も、座席の後部から温かい熱風が流れて来て、あの感動のシーンを見事に再現してくれていましたね。

 

 

ネットで調べてみますと、今回、ユナイテッド・シネマ大津に導入された4DXは、奈良県の大和郡山のシネコンに導入されたものと同タイプの、最新の熱風効果も加わった、最新鋭の4DX設備らしく、関西ではまだ2つのシネコンしか導入実績がないそうです。

 

道理で、これまで十数回とイオンシネマ京都桂川でも4DX体験していますが、熱風効果などのエフェクトを実感することがなかったと思った次第でした。

 

これで4DX設備のあるシネコンで、且つ、駐車場無料サービス4時間無料のシネコンがイオンシネマ京都桂川以外にも、選択の幅が拡がったので映画ファンとしては非常に有難いですね(^^)v

 

一応、4DX体験試写会ではありますが、「ターミネーター2・3D」の感想について、私的な評価をすると致しますと、

やはり「ターミネーター」も2が凄く面白いですし、名作ですよね。

その名作を、4K映像にクリアにした上で、全編3D化した本作品は、3D効果自体は大した事はないのですが、やはり鮮明な映像で観ると、また格別でしたね。

4DX自体の効果については前述しましたが、爆風や爆破シーンなどの炎が伴うシーンの演出の熱風効果が火薬っぽい香りの効果とともに凄く新鮮味があり、さすが最新鋭の4DX設備だなと感心致しました。

今後は、4DX3D字幕版の上映があれば、作品にもよりけりですが積極的に出向きたいと思った次第でした。

私的な評価としましては、そもそもがSF映画の中でも名画ですから、それを3D化し更に4DX化した本作品は、文句の付けどころもなく、五つ星評価では満点の★★★★★(100点)が相応しい作品かと思いました。

 

ただ、更に欲を申せば、ユナイテッド・シネマ大津には、あとは、大画面・音響効果に拘った、ULTIRAスクリーンか若しくはIMAXスクリーン。或いはTHXスクリーンを装備されれば盤石だとは思いますが、取りあえずは、最新鋭の4DX設備の導入効果で観客動員が更に増える事を祈っています。

 

 

 

※4DX体験試写会の感想のブログ掲載がこんなにも遅くなりましたが申し訳ありませんでした。

 

ユナイテッド・シネマ大津の支配人様はじめ劇場スタッフの皆様。そして関係者様。

今回は、「ターミネーター2・3D」4DX体験試写会にお招き頂き本当に有り難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、結局、翌日の12/15(金)に、ユナイテッドシネマ大津4DX設備のオープン初日に、ついつい私も「スターウォーズ/最後のジェダイ」の4DX3D字幕版の上映を鑑賞して来ました次第です(^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」4DX3D字幕(2017年) #ユナイテッド・シネマ大津

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昨年の先行上映の日の12月14日(木)には、「ターミネーター2・3D」4DX体験試写会にお招き頂き、出向いていたために、鑑賞出来なかったのですが、あまりにも4DXでの体験が凄かったので、感化されてしまい、今回の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の公開初日の12月15日(金)も、急遽、ユナイテッド・シネマ大津の最新鋭の4DX3D字幕版の上映にて観る事にしました次第でした。

 

 

「EP8は、正に衝撃のスター・ウォーズ!(17.12/15・4DX3D字幕)」

ジャンル:SF

原題:STAR WARS THE LAST JEDI

製作年/国:2017年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/

上映時間:152分

公開日:2017年12月15日(金)

監督:ライアン・ジョンソン

キャスト:

マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ルピタ・ニョンゴ、アンディ・サーキス、ドーナル・グリーソン、アンソニー・ダニエルズ、グェンドリン・クリスティー、ケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロ その他多数出演。

 

 

 

公開初日の金曜日はちょうどユナイテッド・シネマ大津のCLUBSPICE会員の毎週金曜日は会員デーの1.000円均一で鑑賞出来る曜日でしたので、結局、1.000円(会員デー)に、+差額<1.000円(4DX料金)+300円(3D料金)>=2.300円で4DX3Dが鑑賞出来たのもラッキーでしたね!

 

※何気に、座席番号がBB-8と似ている点も面白かったですね(^^)v

 

 

 

 

 

 

【解説】

「スター・ウォーズ」の10年ぶりの新作として大ヒットを記録した「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に続くシリーズ作品で、伝説のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーを探し当てた主人公レイがたどる、新たな物語が描かれる。前作で「スター・ウォーズ」の新たな主人公レイに大抜てきされ一躍注目を集めたデイジー・リドリーのほか、ストームトルーパーの脱走兵フィンを演じるジョン・ボイエガ、ダースベイダーを受け継ぐカイロ・レン役のアダム・ドライバー、そしてルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、2016年12月に急逝したレイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーらおなじみのキャストが出演。監督・脚本は「BRICK ブリック」「LOOPER ルーパー」などで頭角を現したライアン・ジョンソンが担当した。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

STARWARSファンの間でも、早くも、大絶賛と酷評に大きく分かれているらしい本作。

映画ファンからの信頼が大きく、全米最大の映画批評サイトと言われるロッテントマトでは、現時点で既に、批評家からの支持は約95%であるのに対して、一般観客の評価は約50%強ほどと、両極端に、大きな差が出る事態にあるらしいですね。

 

で、私の率直な感想はと言いますと、

決して、突っ込みどころや、文句の付けどころも全く無くもないのですが、概ねは、好評価・好印象の作品でしたね(^^)v

 

 

以下、概ねネタバレの無い様に感想を述べさせて頂きますと、

十年もの時間を経て、ようやく久し振りに製作された、SWシリーズ実写版の新作であった、前作のエピソード⑦の「フォースの覚醒」では、J・J・エイブラムス監督による長年の古参ファンへの配慮や、旧三部作へ対する敬意を払うばかりに、エピソード④或いは⑤などの逸話のオマージュ的な作風が目立ち、その反動から、古参ファンからは「旧三部作のいいとこ取りの焼き直し的な脚本」などと揶揄されたりもしていました。

 

 

しかし、その第2章に相当する本作では、前作でストームトルーパーに疑問を抱き脱走の末、反乱軍のレジスタンスと合流したフィン(ジョン・ボイエガ)と、今作からの新キャラのローズという小柄な女性整備士との凸凹コンビによる隠密行動の描写のくだりでは、「ちょっと一体どこにお話しが向かっていくねん!」って突っ込みたくもなりましたが、それらのくだりも最終的には、意外な展開に繋がり、凄い見せ場を作る事ともなりました。

 

 

 

 

ですから、全体を俯瞰すれば、確かに全てのお話しの流れ自体が、予想外の物語の展開を魅せてくれて、正に<衝撃のスター・ウォーズ>というキャッチコピー通り、想定を遥かに超えるお話しの流れで、驚愕させられるほどの内容のエピソード⑧でした。

 

 

これまでの従来の黄色枠だったのが、今作からは意味深な赤枠で書かれた「STARWARS」の文字からも分かる様に、劇中も、その映像美も赤い色が基調になっていた作品でした。

 

 

 

最高指導者スノークを警護する、ブリリアント・ガードと呼ばれる警護兵の、その昔の日本の戦国時代の井伊の赤揃えの甲冑の様な出で立ちも然り。

 

 

 

或いは、塩の惑星クレートの土壌から沸き立つ赤土の放つ真っ赤な土煙の映像もそうでしたし、何よりも、暗黒面(ダークサイド)のライトセイバーの色自体が、そもそも赤でしたから、この作品こそが、前作エピソード⑦では、その精神力の弱さからか、SWファンからは「ヘタレ」とも呼ばれていた、カイロ・レン自体の動向を大きく扱った物語という事も何気に暗示していたのかも知れないですね。

 

結果的には前作でフォースの力が覚醒したレイ(デイジー・リドリー)よりも、あのヘタレなカイロ・レン(アダム・ドライバー)の方が、今作では、より目立った動きを演じていましたからね。

 

 

また、今作は、新章の3部作の2章目という、謂わば「つなぎ映画」の役割の割りには、かなり面白かったですね!

 

「つなぎ映画」である点から、どうしてもお話しの展開の上で<一見さんお断り>的な部分があるのは否めないですが、最終章の次章に向けて、大転換を図ったお話しであった事は間違いなかったですね。

 

ただ、ここまで大きく大風呂敷を拡げたものを、一体どの様に回収するのかが、最終章の次章・エピソード⑨では見所となってくるでしょうね。

 

 

 

 

そして更には、今作は、2016年12月27日に急逝したレイア姫こと、レジスタンスの将軍であるレイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーの遺作という側面もあるのですが、そもそもは、次回作の最終章の筋書きとしては、実の息子役のカイロ・レンとその母親役のレイア・オーガナ将軍との、フォースによる母子による親子対決が予定されていたそうですが、そういう話の展開にする事も出来ず、大幅な脚本の手直しが必要になるみたいですから、次回作のエピソード⑨では、「遥か彼方の銀河系で・・・。」のオープニングロールでナレーションで亡くなった扱いにするのか、それともVFX技術でキャリー・フィッシャーの映像を新規に製作し登場シーンを設けてから退かせるのか、いずれにせよどういった扱いをされるのかも見所の一つにはなりますね。

 

 

 

また、私的に、今回の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」では、初見で4DX3D字幕版の上映にて鑑賞をした感想を述べさせて頂きますと、

前日の「ターミネーター2・3D」4DX体験試写会の際と同じく、エアー噴射による圧力や座席の振動はやや甘め過ぎて物足りなかった反面、水飛沫や雨水の効果は、またしても量が多過ぎてビショビショになるくらいでしたが、前日の経験を踏まえて、今度もタオルを事前に持参していましたので、今度も幸いにして着替えが必要なくらいには至らずに済みましたが、エアー噴射関連の圧力の強さが甘い割りには、水飛沫などの水周り関連の効果が凄い勢いだったので、しばらくは微調整が必要かも知れないと感じた次第でした。

 

ただ、4DX3D字幕版の鑑賞で良かったと感じた点は、ポーの愛機のXウィングが格納庫で炎上爆破させられるシーンなどで、爆風の風の勢いと共に、座席後部から首筋周りに熱い空気が流れ出てきて、「爆風」などを映像のみならず熱風効果においてでも体感出来た点などでしたね。

 

また再度、出来れば、劇場鑑賞で吹替版ではイヤなので、4DX3D字幕版の上映の鑑賞の機会があるならば、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の3度目の鑑賞に臨めたらと思っている次第です。

 

※因みに、ユナイテッド・シネマ大津の4DX鑑賞の際に邪魔になるカバンなどを収納しておくコインロッカーですが、B4サイズのファイルをカバン共々スッポリと収納できるくらいの大きさを備えたロッカーでしたので、ご安心下さいませ。

尚、100円硬貨は使用後返却される無料のロッカーです。

 

※ユナイテッド・シネマ&シネプレックス・グループ特製の先着入場者プレゼントの特製クリアファイルも貰えてラッキー尽くめでした!

 

 

※「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」限定版パンフレットも無事GET!!!

 

そして、私的な評価としましては、

4DX3D字幕版の上映に関しての評価としては、スクリーン自体の画面がやや小さいながらも、最新鋭の4DX設備による熱風効果も体感出来るなどそれなりに楽しむ事が出来ました。

また、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のお話し的な点も、前述しています通り、私的には、予想外の物語の展開を呈して、すごく面白かったですね(^^)v

 

ですので、総体的な評価としましては、

前作のエピソード⑦の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」については、生憎と、私が初見時の際には、五つ星評価は付けていませんでしたが、私的には、あの当時の際の久し振りのスター・ウォーズシリーズの新作を鑑賞し、目の当たりにした感動もさることながら、今作では、本当に予想外の物語の展開に驚かされましたので、それをも上回る評価に相当するとしますと、五つ星評価的には、四つ星半の★★★★☆(90点)の評価も相応しいかと思いました次第です。

 

【イオンシネマ京都桂川のULTIRA】

 

 

※尚、結局、翌日には、今度は大画面・大音響に拘ったスクリーンで体験したく思い、今度は、傘寿を越えた父親と一緒に、イオンシネマ京都桂川の2D字幕版DOLBYATMOS・ULTIRA上映を体感するべく2度目の鑑賞に出向きました。

(そのDOLBYATMOS・ULTIRA上映での鑑賞の感想は、別途またブログ記事として記載させて頂きますね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

『キングスマン:ゴールデン・サークル」(2017年) #秒でアガった! #2018年映画初め

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昨年12月30日(土)に、京都シネマに会員更新手続がてら、ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」を鑑賞。

これを以て映画納めとし、新作映画81本+2回目鑑賞5本+最新型4DX体験試写会1本の計86本の映画の劇場鑑賞をしたのでした。

 

ですが、まだ昨年に観た映画のレビューも疎かになっている中、年が明けて、今年は正月三が日はどこに外出することもなく自宅でゆっくり過ごしながら、1月5日(金)からようやく日本公開の『キングスマン』(2014年)の続編である『キングスマン:ゴールデン・サークル』を、日本での公開2日目に、今年の映画初めの作品として鑑賞して来ました。

 

つきましては、先ずはこの正月公開の作品の紹介を優先させて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

「冒頭、秒でアガるが、カントリーロードで感涙!(18.1/6・2D字幕)」

ジャンル:スパイ/アクション

原題:KINGSMAN:THE GOLDEN CIRCLE

製作年/国:2017年/イギリス

配給:20世紀フォックス映画

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/kingsman/

上映時間:141分

公開日:2018年1月5日(金)

監督:マシュー・ヴォーン

キャスト:

コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、ペドロ・パスカル、エドワード・ホルクロフト、ソフィー・クックソン、エルトン・ジョン、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス

 

PG12

 

※前作『キングスマン』(2014年)当時の英国版ポスター。

 

※『キングスマン』日本製初回限定盤Blu-rayディスク&特典。

 

前作の『キングスマン』(2014年)が、かなり面白くて、Blu-rayディスクの円盤の方も購入して持っているくらいに大好きな超過激スパイアクション映画の続編ということで、鑑賞前から期待値のハードルも自ずと上がっていたのですが、十二分に期待に応えてくれる作品ではあったかと思いました。

 

出来れば、DOLBYATMOS・ULTIRA上映があれば、イオンシネマ京都桂川へ。また或いは、4DX3Dの字幕版があればユナイテッド・シネマ大津へと足を運びたかったところでしたが、共にそういった上映形式の設定がなく、同じ2D字幕版の上映ならば、私と彼女それぞれに鑑賞ポイントが付き、駐車料金無料で駐車時間の心配無用な、イオンシネマ草津にて鑑賞してきました。

 

 

【解説】

世界的ヒットを記録したイギリス製スパイアクション「キングスマン」の続編。

イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。

主演のエガートンやマーリン役のマーク・ストロングら前作のキャストに加え、ステイツマンのメンバーにチャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ハル・ベリー、謎の組織ゴールデン・サークルのボスにジュリアン・ムーアら豪華キャストが新たに参加。

さらに、前作で死んだと思われていたコリン・ファース扮するエグジーの師ハリーも再登場する。

前作に続き、「キック・アス」のマシュー・ボーンがメガホンをとる。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

率直な感想としましては、

笑いあり、涙ありで、存分に楽しませていただきました。

 

 

前作でも冒頭のアクションシーンから心を鷲掴みにされましたが、今作でも映画開始早々冒頭からのいきなりのタクシー内での格闘シーンにカーチェイスで圧倒されました。まさに<秒でアガった!>とのキャッチコピー通りでしたね。

あのドリフト走行は実際にやっているのでしょうか?本当に凄かったです。

 

 

 

この「キングスマン」ですが、1作目にて、主役のハリー・ハート(コリン・ファース)が殺害されるという予想外の展開には驚かされましたが、今回の映画ポスターや予告編でも大々的に登場しているのでネタバレにも相当しないとは思いますが、続編の今作で、そのハリー・ハートは「実は生還していた」という辻褄合わせのためからなのか、今作では、敵の急襲によって英国のキングスマン本部やメンバーのほとんどを失ってしまったエグジー(タロン・エガートン)とメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)が米国の私設スパイ組織”ステイツマン”と共闘して敵と戦っていくという設定にした上で、ハリー・ハートとエグジーのちょっとひねりの利いた再会劇には感動させられました。

 

●キングスマンのエース・エージェント:ハリー・ハート(コリン・ファース)

 

●キングスマンのゲイリー・”エグジー”・アンウェイ(タロン・エガートン)

 

●キングスマンの頼れるメカ担当:マーリン(マーク・ストロング)

 

●キングスマンの紅一点:ロキシー(ソフィー・クックソン)

 

この辺りの再会に関するくだりについては、前作を観ていないと意味合いが全く分からないので、やはり出来れば前作の予習が必要かも知れないですね。

 

 

また、イギリスにキングスマンがあれば、アメリカにはステイツマンありとばかりに、このステイツマンの面々がユニークでエースのウィスキー(ペドロ・パスカル)は投げ縄使い。華麗な縄さばきに思わずしびれてしまいそうでした。

 

●ステイツマンのリーダー:シャンパン(ジェフ・ブリッジス)

 

●ステイツマンのエース格:ウィスキー(ペドロ・パスカル)

 

●ステイツマンの問題児(?):テキーラ(チャニング・テイタム)

 

●ステイツマンのメカ担当:ジンジャー(ハル・ベリー)

 

因みに、ステイツマンの面々は西部劇テイストで、その名前は、リーダーのシャンパン(ジェフ・ブリッジス)を筆頭に、ウィスキー(ペドロ・パスカル)、テキーラ(チャニング・テイタム)に、メカ担当のジンジャー(ハル・ベリー)とメンバーは皆揃ってお酒絡みなのも洒落ていましたね。

 

 

前作では、サミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインが人口増加などによる環境問題を、そして今作では、謎の組織ゴールデン・サークルのボスとして、ジュリアン・ムーア演じる天才的なサイコパスのポピーが麻薬問題を題材に、悪は悪なりの存在感を示し、対立軸にもそれなりの説得力がありました。

 

 

但し、惜しむらくは、今作では、チャーリーという刺客は居たものの、前作の『キングスマン』での女性刺客のガゼルのような絶対的な強さを誇るヴィラン(悪役)が不在だったのが、どことなしに物足りなくも感じたのも事実。

 

 

 

とは言え、今作でも有り得ないような様々なスパイガジェットでも楽しませてくれました。例の防弾傘は今作でも健在。特殊装置の眼鏡に、古典的なナイフが飛び出す靴まで、冒頭のボンドカー顔負けのタクシーをはじめ、私の大好きだったロジャー・ムーアの007のジェームズ・ボンド風味の世界観を彷彿させてくれて実に楽しかったですね。

 

 

また驚かされたのは、イギリスが誇る超有名アーティストのエルトン・ジョンが、何とご本人役で登場し、自らの替え歌まで披露してくれるサービス振り。

 

 

 

 

ロボット犬との戦いでも存在感を示し、そのVIP待遇をして、一気に1人で、おいしいとこ取りで笑いをさらって行き、そんなエルトン・ジョンに、私も思わず大爆笑!!!

 

 

全編通してアクション満載ではあるのですが、ラストの戦いは、ワンカットに見立てた長回しアクション。縦横無尽、自由自在に動き回るカメラワークも凄くて、キングスマンたちの活躍や見事なコンビネーション・プレイを堪能させてもらえ大満足でした。

 

 

私個人的には、お話し的に、前作のイギリスのキングスマンのメンバーが序盤で壊滅状態になってしまい、アメリカのステイツマンと共闘するという運びになるのですが、前作メンバーが居なくなるのが寂しかったですし、テキーラ役のチャニング・テイタムやジンジャー役のハル・ベリーの活躍の場がほとんどなかったのも不満点ではありましたね。

 

 

今作も、元はガイ・リッチー組で鍛えてきた、あのマシュー・ヴォーンが脚本・監督をしているのですが、爆発的なヒットを飛ばした『キック・アス』や前作の『キングスマン』同様に今作も演出面で、私からすればやや悪趣味な描写もあるのですが、それも含めてマシュー・ヴォーンの作風だから、そこも含めて好きなのですが、但し、あの人肉バーガーのくだりは、やり過ぎ感ハンパなしでしたし、よくR指定が付かなかったと思ったりもしましたね。

 

 

監督自身は3作目も構想しているらしいですが、Twitterからの情報では、なにやら今作で活躍の見せ場がなかったテキーラ役のチャニング・テイタムによるスピンオフ映画を企画しているとの噂も出ているようですね。

良い意味合いで、本当に何でもアリの作風の映画なので、私としては、次回作には、是非ともあのキャラも復活させてもらえないだろうかと願うばかりです。

「カントリーロード」の歌声が涙と共に耳に残って仕方がなかったので・・・。

 

 

私的な評価としましては、

映画を観る前は、<秒でアガる>というキャッチコピーの意味合いがイマイチ分からなかったのですが、上映開始早々に、その意図するところが理解出来るほど、冒頭から有り得ないような事がてんこ盛りに展開し、アクションシーンも「これでもか~!」とばかりに徹底していて、更には、大好きなロジャー・ムーアの007風味の世界観を再現し彷彿させてくれて面白さこの上ない続編でした。

 

但しながら、前作の様な絶対的なヴィラン(悪役)の刺客の不在や、前作でのキングスマンの主要メンバーが壊滅状態になってしまうなど残念で仕方がない点や、予想外にステイツマンのテキーラ(チャニング・テイタム)やジンジャー(ハル・ベリー)などの活躍の見せ場がなかった点など不満点がなかった訳でもないです。

 

とは言え、ハリー・ハート(コリン・ファース)とエグジー(タロン・エガートン)のコンビの復活が観られただけでも良かったと思えた続編ではありましたので、それらを勘案し、総体的には、五つ星評価的には、多少厳しいかも知れないですが、四つ星評価の★★★★(80点)くらいの評価が相応しい作品かと思った次第です。

 

 

◎『キングスマン:ゴールデン・サークル』キャスト&スタッフ一同

 

 

●映画『キングスマンゴールデン・サークル』日本版予告編

 

 

 

 

 

 

 

※『キングスマン:ゴールデン・サークル』豪華パンフレット&先着プレゼントのポストカード(エグジー仕様)も無事にGET!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年) #ハチハナ #佐藤健 #土屋太鳳 #8年越しの花嫁

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今更ながらですが、昨年のXmas少し前の12/16(土)の全国公開日から2日目の12/17(日)に、イオンシネマ草津まで劇場鑑賞に行った際に、最前列の座席を除き、ほぼ満席のチケット完売状態で、ほぼ1ヶ月を経過した未だに全国で満員御礼の大ヒットを記録している邦画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』についてご紹介させて頂きたいと思います。

 

「8年間の強さと努力と愛情の軌跡(17.12/17)」

ジャンル:ラブ・ストーリー

製作年/国:2017年/日本

配給:松竹

公式サイト:http://8nengoshi.jp/#/boards/8nengoshi

上映時間:119分

公開日:2017年12月16(土)

監督:瀬々敬久

キャスト:

佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、古舘寬治 ほか

 

 

 

【解説】

YouTube動画をきっかけに話題となり、「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」のタイトルで書籍化もされた実話を、佐藤健&土屋太鳳の主演で映画化。

結婚を約束し幸せの絶頂にいた20代のカップル・尚志と麻衣。しかし結婚式の3カ月前、麻衣が原因不明の病に倒れ昏睡状態に陥ってしまう。尚志はそれから毎朝、出勤前に病院に通って麻衣の回復を祈り続ける。

数年後、麻衣は少しずつ意識を取り戻すが、記憶障害により尚志に関する記憶を失っていた。2人の思い出の場所に連れて行っても麻衣は尚志を思い出せず、尚志は自分の存在が麻衣の負担になっているのではと考え別れを決意するが……。

「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、「いま、会いにゆきます」の岡田惠和が脚本を担当。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

はじめに。

今回のブログ記事については、文章を書き編集することを生業にされておられ、その文章力には舌を巻く事も暫しの、常々尊敬する、映画ブロガーのhiroさんの「8年越しの花嫁」のブログ記事が、その構成力、文章力など本当に優れた記事だったので、ついついかなりの部分で参考にさせて頂き、hiroさんの記事内容を基礎にして、私なりの意見をちょっぴり加えて出来上がったのが今回のブログ記事とも言えます。

 

ですので、hiroさんの「8年越しの花嫁」のブログ記事の方が、もっとサクッと読み易い記事内容で要点もまとまっていて、とても素晴らしい映画レビューですので、以下のhiroさんのブログ記事の方もお読み下さればと思います。

 

hiroさんのブログ:観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く。→ 「8年越しの花嫁

 

 

※スタッフさんによるサンタさんのオブジェが可愛かったですね(^^)v

 

自動車整備工の尚志(佐藤健さん)は、趣味も仕事もクルマというくらいの仕事バカ人間。職場の先輩から強引に誘われた飲み会で出会った麻衣(土屋太鳳さん)の勘違いから説教をくらって以降、妙に気が合って付き合うようになるのでした。

結婚式することも決まり、順風満帆な二人でしたが、そんな花嫁になるはずの麻衣が或る日突然原因不明のパニック症状に襲われ昏睡状態に陥るのでしたが・・・。

といったイントロダクションで始まる、あとに残された婚約者と彼女の家族との闘病生活を描いた実話に基づく作品。

これ以上でもこれ以下でもなく、タイトルが示す通りであって、予告編で、その約8割方は想像もつき、先ずは結果ありきの題材。

 

 

これをどうやって2時間の尺にしてお話しを保たせるのかと思いながら観ていましたが、本当に想像以上の出来栄えでしたね。瀬々敬久監督、脚本担当の岡田惠和さん、この職人の流石の力量にはお見事という他なかったです。

 

 

昨年は、泣かされるお話しの映画が多かった中でも、私的には、恋愛小説の映画化作品の『君の膵臓を食べたい』よりも、更に泣けてしまう作品でした。

 

 

たとえ、これが実話と知っていても、こういったお涙頂戴的なお話しと思ってしまうと多少引いて見てしまいがちな中、ところが本作の場合には、それを承知で観ていたのに、特に、婚約者の尚志(佐藤健さん)の立場になって観てしまうと、知らず知らずに泣けて来ました。

Twitterのタイムラインで流れている今作の多くの方々の感想ほどに、始終大泣きというほどではなかったですが、それでも自然と涙が溢れて来ましたね。

 

 

先ずは、この原因不明とされていた病気ですが、麻衣が発症したのは<抗NMDA受容体脳炎>という難病だったのですが、この病気について以下にこの映画の公式サイトの<Original>の頁から引用しますと、

 

「脳内で興奮刺激を伝える「NMDA受容体」が、卵巣奇形腫などによる免疫反応でできた抗体から攻撃を受けて機能低下し発症する。頭痛など風邪に似た症状で始まり、数日で幻覚や幻聴などの精神状態が現れる。さらに痙攣発作や意識障害を伴い、昏睡状態に陥ることも。意志と無関係に体が奇妙に動く症状も特徴的。あの映画『エクソシスト』の少女はこの病気の患者だったともされる。日本国内での年間発症率は、300万人に1人程度」

 

といった、基本になる実話の内容が壮絶な難病の闘病記であり、残された者は、ただひたすらその快復を信じて待つ。ただそれだけ。それだけと言っても8年間はあまりにも長過ぎやしないか。そういう意味合いでは、佐藤健さん演じた尚志(ひさし)の全く迷いのない強さ・信念。とも言えるし、これこそ本当の愛情とも言えるのではないかとも思えますよね。

 

 

 

但しながら、因みに、私事ですが、私の場合には、パニック障碍という心の病を発症した際には、当時交際していた彼女はお嬢様育ちのお家柄という事もあったのか、私を全く看病する訳でもなく、自然とそんな闘病中にある私の元から去って行き、遠く離れた東京の親戚のお家に移り住んでしまったといった経緯もあり、多分に、男性と女性とではその結婚観も大きく異なるかとは思うのですが、この尚志さんの様な強い信念と愛情の持ち主のお相手が実在するのがすごく羨ましく感じましたね。

 

 

また土屋太鳳さん演じる麻衣さんもまた実在の人物であり、あの難病による昏睡状態から目覚めた事自体は、誰もが認める奇跡だったでしょう。

しかしながら、目覚めて以降の過酷なリハビリテーションなどによる快復は紛れもない麻衣さん自身の強さ・強靱な精神力に裏打ちされた結果かと思われます。

 

 

つまり作品タイトルでは「奇跡の実話」と銘打ってはいますが、あくまでもこの実話は、昏睡状態からの目覚めといったひとつの奇跡に起因する、「二人の強さと努力と愛情のその軌跡」を描いた物語とも言えるかと思います。

 

 

演技面では、土屋太鳳さんが圧巻でしたね。

闘病モノの作品の女優さんはどこか儚げで、また綺麗に撮られる傾向にある中、特殊メイクから症状までリアルさを追求したのか、土屋太鳳さんの面影がないほどの難病に苦しむ闘病生活ぶりを徹底した辺りは、彼女の女優魂と言おうか、その一生懸命さには感服し、賛辞を送りたくなるほどでした。

 

 

佐藤健さん曰く「ただ単なる普通の人を演じてみたかった。」との事ですが、ただ耐えてひたすら待つ。内気で静かながらも、芯の強い男であり、単なる普通の人以上の存在である尚志さん役を好演されていました。

 

 

ただ、長い間昏睡状態にある婚約者が目覚めることを信じて何年間も待ち続けて、やっとといったところで、ひたすら待ち続けた尚志さんに対する、麻衣さんの記憶障害という、あんなにも辛い試練が待っていたと思うと、麻衣さんご本人もご両親もさぞやお辛かったとは思うのですが、目覚めるまでは勿論辛かったでしょうが、目覚めてからの方が、更にお互いが辛くなってしまったかも知れないと思われて仕方なかったです。

 

 

男性目線で観るのか、女性目線で観るのかでも、この物語について感想や感動もまた変わってくるのかも知れないですが、私の場合には、ただひたすら待ち続け看病をし続けて来た尚志の事を、目覚めたのは良いものの、麻衣が記憶障害で忘れてしまっていたというのが、たとえ病気の副作用とはいえ居たたまれなくて涙が溢れてきて仕方がなかったです。

 

 

実際には、こういった難病などに罹ると、どこから情報を得たのか、新興宗教の勧誘など、他人の弱味につけ込む得体の知れない輩が集まってくるのが常なのですが、そういった描写・演出もなく、実話を最大限に活かすべく、演出は極力控え目に、淡々とした描写で展開していき、back numberの「瞬き」も単に主題歌としてエンディングロールの際に流れるのみで、村松崇継さんの作曲による劇伴が控え目なのも好感が持てました。

 

 

麻衣の両親役に、薬師丸ひろ子さん、杉本哲太さん、尚志の勤め先の整備工場の社長役に、北村一輝さん、整備工場の職場の先輩役に、浜野謙太さん。予定していた結婚式のチャペルのウェディングプランナー役に、中村ゆりさん、担当医師役に、堀部圭亮さんと、出て来る人が皆すべて良い人ばかりなのが不思議なくらいでしたが、観ていて、それが逆に安心出来ました。

 

 

動画や携帯などのアイテムの使い方が絶妙で、尚志の優しさや時の流れを上手く表現していて凄く良かったですね!

 

 

私も当初はそうなるところでしたが、「どうせお涙頂戴の映画なんでしょう?」とばかりにスルーするのは実に勿体ないくらいの作品でした。

 

若い方々は勿論の事、ご年配の母親・父親となった御方々も家族の視点で見ると胸に詰まるシーンが多々あるかと思いますので、より多くの人にもご鑑賞をして欲しい映画でした。

作品タイトル通りのハッピーエンドの映画ですので、オススメです。

 

 

私は、この映画の舞台の岡山県には、倉敷市などの観光地くらいしか行った事がないのですが、高台から見える街並みの景色や夜景が綺麗に映されていて、是非1度行ってみたく思った次第です。

 

 

私的な評価としましては、

今回この作品は、彼女のリクエストで、この映画を鑑賞に出向きましたが、正直なところ、既に題名から結果ありきのお話しですし、私も「どうせお涙頂戴なんでしょう?」とばかりに思って観始めましたが、特に、難病からの奇跡の目覚めを経てから、病気の副作用で記憶障害に陥ってしまっていた麻衣を、逆に気遣ってまでいる婚約者の尚志の優しさや本当の意味合いでの彼女に対する愛情を実感し、可哀想で、時には自然と涙が溢れてきて仕方がなかったでした。

 

決して泣けるような内容の映画が、必ずしも良い映画とは思いませんが、実話を最大限に活かすべく、劇伴を含め演出は極力控え目に。また、淡々とした描写で展開させていく辺りが実に好感が持てる映画でした。

ですので、そもそもが奇跡的な実話に評価をするのもおこがましいのですが、あえて評価をするならば、五つ星評価としましては、高評価の★★★★(80点)も相応しい作品かと思いました次第です。

 

 

 

 

 

 

 

それと、もう小正月(1月15日)というのに、今更ながらですが・・・。

 

そして、この日は、一昨年(2016年)と同じく、お友達というか彼女と、映画を鑑賞し、夕食を摂った後に、京都市内では最大級のXmasイルミネーションである、ローム株式会社の社屋周辺のLEDによる電飾を観に出向きました。

ローム株式会社の社員向け駐車場を、夜8時から閉門時間の夜10時半までは<イルミネーション見学者駐車場>として、係員さんの案内で無料開放して下さっているみたいでしたので、車でも観に行けるので、夜8時以降に到着するように行くのが良いかも知れないですね。

 

 

 

 

 

 

今年のXmasの時季にもロームイルミネーションに観に行きたいな~!!!

 

 

 

 

 

●映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」予告編

 

 

 

●back numberの主題歌ロングバージョン!「8年越しの花嫁」

 

 

 

●back number -「瞬き」Music Video

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

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